こんにちは
いつも読んでくださってありがとうございます。
今日もしばしお付き合いください。
少々熱バテ気味の私ですが、皆さまお元気でしたか・・・?
今朝もいつものように早朝の散歩に出かけましたが
登り始める太陽が強烈な暑さを呼び込むかと思ったのですが、
あれ?と思うくらい、
今日の日差しからは熱波を感じませんでしたよ。
ニュースではまだまだあと数日は続く猛烈な暑さ、
暫くは衰えることは無いとのことでしたが
今朝は日差しが強い割には、意外と過ごしやすかったように思いました。
季節はだんだんと移り変わっていくのですね。
今日はエメラルドのお話。
オズの魔法使いと言う物語の中にはエメラルドが出てきますね。
原作本は映画になり、舞台化され、続編やスピンオフも創作され、古い物語ながらも未だに何度も形を変えて発表されています。
製作されたのは1900年頃ですから今から120年も昔。
かなり時代感覚も、今とは違いますね。
《オズの魔法使い》
アメリカ カンザス州に住む少女、ドロシーの家は、あるとき竜巻によって飛ばされ見知らぬ国「オズの国」へ到着します。
そこで出会った南の良い魔女は、すべてが緑色の光り輝くエメラルドの都にいるオズの魔法使いなら家に帰る方法を知っているはずと言い、ドロシーと飼い犬のトトはカンザスの家へ帰るため、銀の靴を携えてオズの魔法使いに会う旅を始めるのです。
途中で心の無いブリキの木こり、勇気の無いライオン、脳みその無いかかしと出会います。
4人と一匹はそれぞれに目的を持ちながらとうとうエメラルドの都に到着するも、それぞれの願いを叶えるためには西の悪い魔女を倒さなければならないと言われ、更に冒険は続きます。
4人がそれぞれの特技で西の悪い魔女を倒し、そこで黄金の冠を得て、一行は再びエメラルドの都へ向かいます。
エメラルドの国でいよいよオズの魔法使いに会うとなったその時、トトのいたずらがきっかけでドロシーは魔法使いの本当の姿を知ってしまいます。
その人は魔法使いでも何でも無く、アメリカからやってきた普通の老人だったのです。
少しのまやかしで人々をだまして権力を握る詐欺師であることを自ら認めたのでした。
結局オズの魔法使いに魔法は無く、彼は一人、気球に乗って去ってしまいますが、
ブリキの木こりは絹のハートをもらいウィンキーの国の王に、
かかしは新しい脳をもらいオズ王国の統治を任され、
ライオンは勇気の出る薬をもらい動物たちの王になり、
ドロシーもまた、銀の靴の魔法で家に帰ることができました。
《おしまい》
「オズの魔法使い」は題名通り、魔法の世界の摩訶不思議な物語ですが、その中でも役に立つ魔法と言えば銀の靴と黄金の王冠だけですね。
宝物というのはいかにも魔力が存在するように思えますものね。
そしてエメラルドの都といってもにせものの緑色でした。
何もかもがエメラルドでできた輝く都というのはただの見せかけ、
からくりは単純、グリーンの眼鏡をかけるというだけ。
魔法と手品は違うよ。
、ということでしょうか。
魔法だったら・・・
本物のエメラルドの都が出現したというのでしょうか。
ちなみに、ここで宝石のお話。
一般に流通するエメラルドは、もとの石は確かに南米などで採れた石ではあるものの、殆どの石は含浸処理をされています。
含浸処理とは、オイルやポリマーなどを石の内部に充填して
フラクチャーを目立たなくし、深い緑色にすることです。
エメラルドは傷のないものは無いと言われ、天然のままで宝石としての価値を持つ物はごくごく少量。
そのため、目立つ傷や内部のフラクチャーを隠して宝石として流通させようというのです。
そういう物を処理石などと呼んでいますが、
傷のあるエメラルドの傷を含浸処理で隠して美しい宝石に見せかけるというのは
グリーンの眼鏡をかけてオズの都をグリーンにするような物でしょうか。
一般的には、こういったことを知ると、なんだ処理石か、と、がっかりするものです。
それでエメラルドそのものに対しての興味も無くしてしまうのはもったいない話です。
個人の感覚によっては確かにそういうこともあるのでしょうが、
私はそれでもエメラルドはエメラルド、
きれいにお化粧してだまされるのも悪くないように思いますが。
オズの国のエメラルドの都、行ってみたいですね。