術後の経過① ~いつからご飯が食べられるのか?~ | obatyo-Larimarのブログ

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大腸がんで他界した母のために集めた癌に関する情報や、タロットカードを使ったメンタルセルフケアの記事を公開しています。よろしくお願いします。

 はじめまして、こんにちは😃中堅看護師「おばちょ」です。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。

 また、このブログを見つけてくださった方も、ありがとうございます😊

 

 手術後、いつから食事が可能になるのか?

 結論から申し上げますと、母の場合は術後5日目からでした。

 病院によっては「クリニカルパス」と呼ばれる、治療計画書を作成しているところがあります。

 私の所では通称「パス」と呼んでおりました。

 パスの良いところは、術後経過が細かく書かれているところです。

 術後○日目~、という具合に予定表になっている為、患者さんでも術後経過が一目で分かります。

 もちろん、数日ズレが生じる場合もありますが、いつ管が抜けるとか、検査があるとか、ご飯が始まるとか、こうした情報が時系列になっているので、治り具合がわかりやすいのです。

 

 しかし、残念ながら母の病状はパス適応外だったのか、貰えず……。

 治療計画は医師のみぞ知る、という状況でした。

(看護師さんですら、知らない事が多かったという……)

 なので、母からのメールなどから、おおよその術後経過を綴りたいと思います。

 尚、クリニカルパスを見てみたい方は、大腸癌、クリニカルパスで検索をかけますと、ネット上に公開している病院のものがヒットしますので、気になる方は検索してみると良いかと思います。

 また、内視鏡治療と手術(開腹術)では経過が異なるので、その点も注意が必要です。

 

【S状結腸切除術(開腹術)を受けた母の術後経過】

 

 

手術当日。

術後、帰室したのはリカバリールーム。

ベッド上安静、持続点滴、酸素吸入、排液用の管(チューブ)2本、尿管挿入。

開腹術のため、腹部に傷あり。ストマ(人工肛門)造設なし。

疼痛のコントロールは、手元のボタンで鎮痛薬を自己注入できるタイプを使用。本人の好きなタイミングで鎮痛薬を投与が可能。(このボタン式が、硬膜外麻酔なのか、点滴の側管に鎮静剤が繋がっていたのか不明)

禁食中。

 

術後1日目。

リカバリールームで全身管理中。酸素吸入は終了。

禁食中。ベッド上安静。

 

術後2日目。

午前中はリカバリールーム。お昼に一般の病室に戻る。

尿管抜去。離床開始。

点滴棒を押し、排液バックをぶら下げてトイレまで歩行開始。

 

術後4日目。

飲水開始(ジュースも可)。

ヘルパーさんに洗髪してもらい、感激する。

 

術後5日目。

採血の結果で食事スタート。最初は白湯や液状の物からスタート。

栄養補助食品も付属。その後、食事の形態は2日おきにアップ。

挿入していた管は、点滴以外全部抜ける。

(おそらく、このタイミングでシャワー浴が可能になったはず)

 

次回に続きます。