【中央線】(5)
中津川~名古屋
中津川から名古屋へ向かう普通列車の編成は長くなり、通勤路線の役割を果たすようになる。
また、新型車両も導入したようだ。
住宅が途切れなく続き、その中に田園風景が交じり、また、「リニア新幹線」の看板も見られる。
美乃坂本も閑静な住宅地に置かれてはいるが、「リニアの街」といった看板があった。
川を渡って住宅が多い恵那。
再び山並が迫り車窓も変わってくる。
住宅がチラホラ見えて武並。
名古屋中心部から微妙な距離なのか、住宅は少ない。
「河童の里」の文字も見える釜戸も、周囲に住宅は少ない。
トンネルも潜るなど、まだまだローカル色がある。
住宅が増え始めるのは瑞浪で、乗客も相応に増えてくる。
若干、高度のあるところを走ってはいるが、住宅は途切れることなく続いて、やや距離があって土岐市。
まだまだ開けそうだ。
幾つものトンネルを潜って多治見。
駅自体が大きく、太多線を使えば岐阜・高山方面へアクセスでき、中央西線も、名古屋方面へ快速運転になる列車の設定もあり、運転本数は一気に増える。
しかし、まだまだ視界には山並みが残ってトンネルも多く、川もピッタリ寄り添っている。
そのトンネルを潜って古虎渓。
左手に川が流れていて、多治見とは雰囲気がガラリと変わる。
まだまだ長いトンネルもあり、県境のサミット越えをしていく。
定光寺は小高いところに駅があり、階段が設置されている。
高蔵寺でようやく市街地へ入った感があり、山並が後方へ去って、住宅や商業施設が目立つようになる。
ホームも三面備えている。
ここからは中高層マンションも出てくるなど、徐々に名古屋市中心部へと近づいていく。
車両基地を構えた神領は、落ち着いた雰囲気だ。
春日井は対面ホームを持ち、駅自体も大きく感じる。
勝川から高架線を走り、名古屋中心部に近い各駅の乗降も多く、写メを撮るのも難しくなってくる。
なお、読み方は「かちがわ」。
川を渡って新守山。
駅前にコンビニなどもあり、それだけ利用客も多いのだろう。
地下鉄やら名鉄やら、名古屋中心部に向かうアクセスの選択肢は、俄然増えてくる。
中高層マンションも増えてくると大曽根で、乗降も多い。
地下鉄の乗換駅でもある千種も、周囲に中高層マンションや商業施設が多い。
観光案内板を見ると、東山動物園の最寄駅のようだ。
ほとんど距離がなく鶴舞。
高架駅でもあり、見晴らしはよい。
ほぼ地上に降り、左手から東海道線がやってくると金山だが、中央西線のほとんどが、そのまま名古屋へ向かい、長大な中央線の旅が終わる。
なお、金山~名古屋に途中駅は、ない。
単純計算だが、東京~名古屋の所要時間は、東海道線と比べて約二倍。
中央西線から東海道線の豊橋方面に乗り継ぐ場合、金山が乗換駅だが、間に名鉄線ホームがあるため、ちょっと時間がかかりそうだ。