NHKにてご紹介頂きました!学校蔵の取り組み。 | 「真野鶴」五代目留美子の蔵元日記

NHKにてご紹介頂きました!学校蔵の取り組み。

本日11月30日、午前10時15分から、NHKにて学校蔵を取り上げて頂きました!

この番組「ピンチをチャンスに~withコロナの日本酒」は新潟局が制作したもので、

今回はピックアップされて全国版にて再放送となったものです。

withコロナ時代の新潟酒業界の取り組みを取り上げていますが、

後半で学校蔵をご紹介頂いています。

コロナ禍、未来を見据えて学校蔵が取り組んでいる日本酒の学びや交流のこと。

NHK新潟局のディレクターS女史が熱心に蔵に通って丁寧に取材頂きました。

主に学校蔵での「1週間酒造り体験プログラム」を中心に構成されています。

学校蔵とは、佐渡島で「日本で一番夕日がきれいな小学校」と謳われながら廃校に
なってしまった西三川小学校を当社の第二の酒蔵として再生させた場所。
5~9月にかけて冬の環境を作って酒造りを行っています。
オール佐渡産をかかげ、使用する米はもちろん、酒造りのエネルギーも再生エネルギーを
取り入れ、サスティナブルな酒造りを目指しています。
ここでは、「酒を造る」という役割を超えた取り組みを行っていて、その一つが
「一週間の酒造り体験プログラム」です。
学校蔵の酒造りは弊社の杜氏、蔵人が仕込みを行っておりますが、加えて
酒造りを学びたいという方を、一週間通って頂くことを条件に受け入れています。
1つのタンクにつき、三段仕込みのタイミングを中心に一週間。
その一週間の間、佐渡で過ごし、酒造りに参加することによって、
酒造りと地域との関係を学びながら、佐渡という場所を深く知ることになります。
お客様としてではなく、蔵や地域の日常に触れて頂くのは「おもてなし」というよりは
我々の日常を「おすそわけ」しながら、学んで頂くというスタイルです。
その分、普段着の地域に触れて頂くことができ、近年は海外からの参加者が多数いらっしゃいます。
(今年はコロナの影響で、国内からの参加者のみ)
昨年、香港から参加した一人は、すっかり佐渡のファンになり、今年の頭にパートナーを伴って
佐渡への移住も実現しました。これからも、そういった移住者や通い人が増えると思います。
企業とのコラボ酒造りも多数あり、今年は沖電気工業さんが酒造りに参加してタンク一本のお酒を
自社オリジナル酒として製造。仕込みに参加した人達だけではなく、会社の皆さま全員で佐渡に
コミットして頂けたと考えています。
これらの活動により、学校蔵は今年5月に内閣府の日本酒特区第一号として認定適用、
今年の9月にはThe Japan Times社のSATOYAMA大賞を受賞致しました。
 
酒造りから関係人口が増えていく。
それは、酒造りというものが、そもそも地域を醸す、地域と密着したものづくりだからでは
ないかと思います。
 
日本酒の蔵元というと、歴史が長く、旧態依然とした存在として思われるかもしれませんが、
常に次の百年を考え行動する、未来志向の存在です。
「持続する」ためには、次の時代をどう生きていくかを考え行動することが必須だからです。
 
自然環境、歴史、文化の多様性から「日本の縮図」と言われる佐渡島で、酒造り。
ぜひ、あなたもご参加してみませんか?
 
(2021年の募集については、来年4月までにHPにてご案内致します)
●学校蔵での企業コラボレーション、オリジナル酒造りについては
shop@obata-shuzo.comまでお問い合わせ下さい。
(毎年6月に開催している一日限りのワークショップ)
その他、お問い合わせはshop@obata-shuzo.comまでお願い致します。
 

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●「学校蔵の特別授業~佐渡から考える島国ニッポンの未来」(日経BP社)

藻谷浩介氏、玄田有史氏らとの対談付