日本インバウンドサミットでのプレゼンテーション | 「真野鶴」五代目留美子の蔵元日記

日本インバウンドサミットでのプレゼンテーション

7月23日、午後2時から開催された「日本インバウンドサミット2020~

-99.9% 日本のインバウンド観光逆転のシナリオ」。

主催(株)MATCHA主催/メディアパートナー「月刊事業構想」、

後援:日本政府観光局/内閣府知的財産戦略推進事務局/

ジャパンショッピングツーリズム協会/やまとごころ、

基調パネルディスカッションには星野佳路さん、山田桂一郎さんなど第一線の皆さま。

その後はエリア別の10トークセッション、カテゴリー別の10トークセッションが

フジロック形式で同時セッションを進める総勢約80名が登壇という離れ業の濃厚さ。

参加者は3000人規模という、過去最大規模のオンラインサミットとなりました。

ご縁を頂き、私も「文化」テーマで松乃鮨の手塚良則さん、元外務省の門司 健次郎さん、インドネシアからの河野 力樹さんと共にオンライン登壇させて頂き、

小さな事業者が実践する、「おすそ分け観光」のスタイルをご紹介させて頂きました。

5分のプレゼン資料を少し修正したものを、こちらでシェア致します。

(動画も主催者によりYouTubeで公開とのこと。トークセッション全体をご覧頂けます)

 

自己紹介。

↓30秒で「学校蔵の酒造り体験プログラム」

 

 

これからの観光は人数だけではなく、どんな人にどのように参加してもらうのかを

考えることと共に、お迎えをする側のスタンスをどのように整えるかを

考えることが大事だと思います。

地方には観光資源も魅力的なコンテンツも多数ありますが、その一方、観光の

担い手が限られているのが現状です。

だからこそ、「おすそわけ観光」。日常のおすそわけをコンテンツ化することで、

「観光のための観光」ではない、フレキシブルな対応が可能です。

普段着だからこその交流が、その後の「通う旅」や「移住」にもつながります。

実際、昨年参加したフランスの人は、その後お酒や稲刈り時期の田圃を見たい!と

再び佐渡に来てくれましたし、香港から参加した女性はパートナーと共に

今年の2月に佐渡に移住しました。

コンテンツを「提供する」と考えると、資源がすり減っていくようなイメージになりますが、

「共創」する(参加者がいることでパズルが完成するようなコンテンツ)と考えると

資源が回っていき、増えていくようなイメージに変わります。

人との交流によって、地域全体の活力が増していくような、そんな未来の観光を

考える良い機会を頂きました!

 

最後に。

「外国人が喜ぶことは、日本人も喜ぶ」

外国の人に何かを説明する時には頭を悩ますものです。

なぜならば、まったく違う文化を持つ人に説明しなくてはならないとわかっているからです。

その分、いろんな工夫も考えます。言葉の選び方、イラストや動画を効果的に使うこと。

実は、これらの工夫は日本人にもとっても喜んでもらえます。

だから、「インバウンドなんて関係ない」と言わず、「もしも海外のお客様がいらしたら?」

と仮定して、今のうちに様々なシミュレーションや準備をしてみませんか。

そのことは、いつか未来に役立ちますし、日本のお客様にとっても

嬉しいおもてなしになるに違いないですから(^^)

 

 

学校蔵の「酒造り体験プログラム」については、こちらをご覧下さい。

 

 

「お酒造りで棚田保全を応援プロジェクト」クラウドファンディングはこちら。

 

 

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藻谷浩介氏、玄田有史氏らとの対談付