津に来たら、
三重県立美術館❗
開催中の企画展は記念館全面協力による国学者-本居宣長☆
思い出す、最初の大学時代。宣長の建学の精神に則り、五里霧中でも体当りで文献を探した大学時代。自分に優秀さは欠けていても、伊勢の大学に行って古代文学をかじったのは良かったな~って。宣長が「源氏物語」や古事記の研究を通して、谷川士清や賀茂真淵などの当時の学者と関わったこと。また、宣長の教えを乞う為に全国から学者が集まってきたことなどが資料を通じて具に紹介されていました。
また改めて源氏物語に対する発表当初から脈々と続いてきた世の人の関心の高さをも実感。
光源氏という架空の一貴族の大河ロマンですが貴族の世の平安時代が移ろっても、読み継がれてきた歴史。
その解釈の基準にもののあはれをはじめとする宣長の分析と研究が基底となっていることを知りました。
学問は毎日為すもの
という、シンプルながら尊い志の一節にも感動。
じっくり何かを研究するのでもなく
ただ間に合わせの知識と知恵で教壇に立ち
博物館に通う自分には深く響くフレーズです(=∵=)
そして2階のコレクション展は版画特集。
なぜ版の面を中心とした表現に自分が惹かれるのか不思議ですが、これも2つ目の大学の専攻テーマでした。わかりにくいエッチング、エングレービング、 アクアチント、シルクスクリーン、もちろん浮世絵に代表される木版。と版画の技法について詳しく紹介されていて、
また同時に紹介されている作品群は古今の著名画家の充実の作品ばかり。お馴染みのシャガールしかり、カンディンスキー、ブラック、長谷川潔、、、。
ブラマンクの滑らかな筆跡をそのまま再現したのが、薬品で水を弾く技法の故であったこと。
古今東西の著名画家の作品ばかり。
技法を越えて作品としてのおもしろさ、見応えも十二分で
時間がなくて巻いて見ざるを得ないのが残念😣💦⤵
ロートレックの石版のこちらの資料もおもしろかったです☆
なにより技法毎の解説と図版が分かりやすい。
最終コーナーの佐伯祐三、恩地孝四郎、岡田三郎之介、などの自画像と肖像画テーマのコレクション展も素晴らしかったです。
尋ねてみましたが、図録は発行されてないそう、、💦残念😣💦⤵
これだけの資料価値の高い素晴らしい展覧会なら、解説付きで持っていたいo(^o^)o
2時ごろから5時の閉館間際までいましたが時間が足りなかったです(◎o◎)