感染の拡大により、駅などに個室ワークスペースの設置が進む中、22日からこのスペースを活用した新たなサービスが始まることになり、21日、報道陣に公開された。
東京・秋葉原にある商業施設。
テレワーク用の個室スペースを利用して、いろいろなサービスを受けられるようになる。
富士フイルムビジネスイノベーションが、スタートアップ企業と協業して、22日から始める実証実験。
個室型ワークスペースを活用した、オンライン相談サービス。
不動産や法律、保険の相談に加え、中には占いも。
こうしたワークスペースは、駅や商業施設などに、現在100カ所設置されているが、この場所で新たにオンライン相談のサービスを始める狙いは...。
富士フイルムビジネスイノベーション デジタルプラットフォーム部・山口晃さん「最近だと、不動産の相談とか保険の相談とか、そういったところでもオンライン面談が一般化してきている。
ただ一方で、家とかカフェだと周囲に人がいるので、なかなかプライバシーに関する相談ができない。人々の動線上にあって、かつプライバシーが保たれた空間で、相談ができる場所が提供できないかと」
プライバシーが確保しやすく利便性の良い立地は、オンライン相談サービスを提供する側にとっても新たな顧客獲得や間口を広げるチャンスにつながるという。
相談サービスを提供する企業側は...。
サービスを提供する法律事務所「日本人は、弁護士に相談するという発想がなかなかなくて、そもそも敷居が高い。とにかくアクセスのしやすさという選択肢を増やしたいと」