これが正しい“ウインナコーヒー”!? 駄洒落をそのまま食品サンプルで再現…。 | ★マエちゃん噴泉記★【大阪DE農業】

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喫茶店から問合せある?製造元に聞いた

「ウインナコーヒー」を知っているだろうか。コーヒーに泡立てたクリームを乗せたものだが、言葉の印象から「ウインナーソーセージ」を思い浮かべてしまうこともある。

 

この“勘違い”を再現してしまった猛者がいた。

ブラックコーヒーに入っているのは…ウインナーソーセージ。合いそうにない組み合わせで、食べ物を粗末にしてはいけないと怒られそうだが、ご安心を。実はこれ、食品サンプルなのだ。

 

【画像】見ているだけで食欲をそそる…食品サンプルの数々を見る

 

この画像をTwitterに投稿したのは、製造元である「ながお食研」(@nagaosample)。高い技術力とユニークな発想を持つ企業で、次々と面白い食品サンプルを生み出している。編集部でも以前に「マスクにつけられる食べ残し」などを取り上げ、即日完売したことを紹介している。

 

なお、こちらのウインナコーヒーも販売を予定しており、オンラインショップで4月以降、3500円程度で発売するという。

 

ネタとして「受けるかな」と作ってみた

ウインナコーヒー、ウインナーとコーヒー。この駄洒落を、食品サンプルで再現したのはなぜだろう。もしかして提供する喫茶店があるのだろうか。ながお食研の担当者に詳細を聞いた。

――ウインナコーヒーの食品サンプルはどのように生まれた?

 

以前に3個前後を製作して、催事で販売したことがあるのですが、それから数年経ち、思い出したので製作しました。深い理由はなくて「面白いかな」「受けるかな」と思って作りました。

 

――製作の流れを教えて。苦労はあった?

素材は塩化ビニールです。ウインナーのサンプルを作り、カップに入れてコーヒー色の樹脂を流し込んであります。表面は艶出しでコーティングします。カップは市販品を使っています。製作時間はウインナーがあれば1時間もかからず、ウインナーから作れば3時間くらいでしょうか。ウインナーやコーヒー類は似たものを製作していますので、苦労はありません。

 

――今回の商品はどれくらいの大きさ?

(投稿画像の左は)ごく一般的な大きさで、カップは直径10cm前後です。以前に発売したのもこのサイズです。右にあるのは、たまたま大きめのカップで作ったので、大きくなりました。

 

喫茶店からの問い合わせは…

――購入希望の声はある?実際の喫茶店からの問い合わせは?

以前に作ったものは、催事などでほしいという方に販売しましたが、お店(喫茶店)からの問い合わせはないですね。私たちの製品は面白かったり、変わっているので、お店の人は買わないですよ笑。趣味でサンプルを収集している人が購入していただくような形だと思います。

 

――本当のウインナコーヒーのサンプルは作ったことがある?

はい。以前に製作したことがありますが、最近は注文がありません泣。ウインナーコーヒー自体を知らない人もいますね。普通のものでネタにはならないので、あまり反応はないです。

 

――このほか、ユニークなテーマで作られた食品サンプルを教えて。

当社では他にないものを多く製作していますよ。例えば、キッチンの三角コーナー、豚1匹のとんかつ、豚汁、ストラップサイズの「ちクマ」(ながお食研のキャラクター)など、かなり多く製作しています。単に他社では製作していないものを製作してみたい気持ちがあるためです。

 

とても面白い食品サンプルだったが、ネタとして作ったこともあり、3月28日時点で喫茶店からの問い合わせはないそうだ。もし、ウインナー入りのコーヒーを提供しているお店があれば、連絡してみてはいかがだろう。

(提供:ながお食研)