政府は11日、ウクライナに侵攻したロシアに対する経済制裁の実施に向け、外国為替及び外国貿易法(外為法)に基づく輸出貿易管理令の一部改正を閣議決定した。18日に半導体などの輸出禁止を発動する。
輸出禁止の対象となるのは半導体や通信機器など31品目と、26の関連技術。ベラルーシにも同様の措置をとる。ロシアには石油精製用の装置の輸出も禁止する。
武器や軍事用途に転用される可能性が高い品目の両国への輸出も禁止する。多国間の輸出管理の枠組みで規制対象になっている工作機械や炭素繊維など約200品目が対象となる。