関西に春の訪れを告げるイカナゴの稚魚シンコ漁が1日、播磨灘と大阪湾で解禁された。2021年より5日早く、兵庫県明石市の林崎漁港では、早朝に出港した8隻の漁船が午前8時ごろから体長3センチほどのイカナゴを水揚げした。初競りで1かご(約25キロ)8万円の値がつき、21年より1万5000円安かった。
シンコは甘辛く炊く「くぎ煮」で親しまれている。近年は海がきれいになり過ぎて、プランクトンの成長に必要な窒素やリンが不足する貧栄養化の影響で漁獲量が減っている。県内で年1万~3万トン超あった漁獲量は17年以降に激減し、20年は147トンと歴史的な不漁になった。21年は1451トンとやや持ち直したが、県水産技術センターは今季も「平年を下回る」と予想している。
漁期はかつて約1カ月間だったが、21年は播磨灘が15日間、大阪湾は6日間に短縮された。今季の終漁日も資源状況を見極めて決める。【大川泰弘】
○ワタシ想います。
関東ではあまり知られていないと思いますが、関西では「春の到来」を感じます。ワタシも好きで食べます。
ホタルイカと同じくらい馴染みがあります。