世界初! 自販機に“とろみ”ボタン 飲みやすさUP?命も救う?。 | ★マエちゃん噴泉記★【大阪DE農業】

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世界初、飲み物に「とろみ」を付けてくれる自動販売機。 50代男性:「な、な、何でとろみなんですかね?」 埼玉県蓮田市にあるサービスエリアに、ちょっと変わった機能が付いた自動販売機が設置されています。それは、なんと「とろみボタン」。 

 

 コーヒーなどの飲み物にボタン一つでとろみを加えることができる世界初の自販機。とろみの濃さは3種類から選べます。 

 

アペックス・田中佳佑係長:「中にとろみ材という飲料にとろみを付ける粉があるんです」 3年前に誕生した「とろみボタン付き自販機」。現在約200台に増加。じわじわと浸透しているのです。 

 

一体、どんな人が利用するのでしょうか。 男性に声を掛けてみました。購入したのはアイスコーヒー。とろみボタンは押していませんでした。 声を掛けてみると、男性も「とろみボタン」に戸惑っていました。

 

 60代男性:「コーヒーでとろみっておかしくない?健康に良いのかと思った。あぁー!なんだよこれ」 せっかくなので、とろみ付きコーヒーを飲んでみて頂くことに。 60代男性:「何だろうこれ?んふふふふふ。分かんねー」 一体なぜ、自販機にとろみを付ける機能を加えたのでしょうか。 

 

アペックス・田中佳佑係長:「高齢化社会が進むなかで、飲み込みが難しい人が増えてきた。とろみを付けることでむせることが少なくなる」 喉の機能が弱った高齢者が液体を飲むと誤って気管に入り、命に関わる恐れがあります。 

 

そこで液体にとろみを付けることで、喉を通る速度を遅くして気管への侵入を防ぐことができるのです。 60代男性:「良いかも。(外出時)わざわざ粉末をとかして飲んでいる人もいますもんね」 この自販機の技術は医療機関でも応用されています。

 

 とろみを付けた飲み物を大量に作れるサーバー。 導入までは手作業で行っていたため大変だったといいます。 

 

東川口病院・田辺知宏院長:「作っている職員も手間が減って、他の仕事ができるようになった。導入して良かった」 高齢者が外出先でも安心して飲み物を飲めるように開発された、とろみボタン付き自販機。 アペックス・田中佳佑係長:「いつでも好きな時にこの自動販売機を使って、おいしい飲み物を飲んでいける社会ができたらと思っています」

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