「廃棄弁当よこせ!」と怒鳴る人も コンビニバイトが苦労した迷惑客。 | ★マエちゃん噴泉記★【大阪DE農業】

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 今やどこの街にでもあるコンビニエンスストア。年中無休で24時間営業の店舗も多く、そこには様々な客が入れ代わり立ち代わりやってくる。コンビニ店員はアルバイトの定番でもあるが、コンビニバイトを通じて、迷惑客に苦労した経験のある人も少なくないようだ。いったいどんな客に苦労したのか、実体験を聞いた。

女性店員に「名前教えてよ」としつこくからむ

 学生時代にコンビニエンスストアでアルバイトしていたという20代の男性・Aさん。「本当に呆れるようなお客さんもいました」とその実情を明かす。

 

「『昨日見たテレビCMの商品がない!』と50代くらいの女性に怒鳴られたことがあります。商品名を聞いても覚えていないようで、『あの女優が出ている有名なお菓子だよ。そんなのもわからないの?』と逆ギレされました。

 

 ほかには、『廃棄弁当があるだろ? どうせ捨てるんだから、よこせよ』と怒鳴った高齢男性もいました。うちの店舗は廃棄の持ち帰りはNGだったので、その旨を説明しても『そんなことはない!』の一点張り。『お前じゃ話にならない』と言われ、店長を呼ぶと、背が高くて筋肉質な店長にビビったのか、『お前の店にはもう来ないからな!』と吐き捨てて帰っていきました」(Aさん)

 

 上述のように怒鳴るタイプの迷惑客もいれば、マナー違反の客も少なくなかったという。

 

「混雑時、他のお客さんを接客しているのに、割り込んでくる人も結構いました。レジの台にお金を投げるように置いてから、『ここに置いたぞ』と商品を持って退店しようとするので、レジ入力のため慌てて引き止めることもしょっちゅうでした」(Aさん)

 

 20代の女子大学生・Bさんはコンビニバイト時、しつこくからんでくる迷惑男性客に遭遇したという。

「バイトする時は名字が書いてある名札をつけているのですが、ある時、男性のお客さんから、『下の名前は何?』と聞かれたことがあります。その時は適当にかわしたのですが、すごく調べたようで、翌日、その男性から『インスタ見たよ。水着かわいいじゃん』と言われ、寒気がしました。大学の近くのコンビニだったので、あたりをつけて調べたのかもしれません……。私のほかにも同じようにからまれた大学の友人がいて、『バイトする時の名札には本名を書かないほうがよいのでは?』と店長に相談したこともあります」(Bさん)

たばこの販売で苦労。「そろそろ覚えろよ」

 そこまで迷惑な客でなくても、バイトによっては苦手な客もいる。現在建設会社に勤務する20代女性・Cさんは、フリーターとしてコンビニで働いていた当時、たばこの販売に苦労したと振り返る。

 

「私のいたコンビニでは、各たばこにはわかりやすく番号が振ってあったのですが、『銘柄』だけ言う人が結構いて、ロング、ボックス、ソフトなど、細かい種類が何なのかわからない。『番号でお願いします』と言っても、『そろそろ覚えろよ』と常連さんに舌打ちされることもありました。何年か前に名前が変わったたばこを昔の銘柄名で言われた時に、念のため現在の銘柄を確認すると、『そんなことも知らないのか?』とバカにされたり……」(Cさん)

 

 そんな日々を過ごしていたCさんだが、「お客さんに救われたこともあります」という。

 

「昼時、レジが混んでいるのに、またたばこを番号で言わないお客さんに遭遇してしまった時のことです。私が確認しようとすると、後ろに並んでいたお兄さんが『おっさん、番号振ってあるんだから、その番号を言うのが筋だろ?』と言ってくれて、そのお客さんはダンマリ。何か言いたそうにお兄さんのほうを振り返ったのに、その後静かになったところを見ると、金髪でガタイのいいお兄さんが怖くなったのでしょうか。あの時は本当に救われました」(Cさん)

 

 さまざまな客がやって来るコンビニ。知らずしらずのうちに、店員が迷惑と感じる行為をしている客は少なくないのかもしれない。