ドローン300機で夜空に輝くサンタクロースやトナカイを浮かび上がらせるショーが16日から、北海道上士幌町の「道の駅かみしほろ」で始まった。15日夜には約700人の住民を前に前夜祭が開かれた。
町は民間企業などと組み、ドローンを使った配送サービスの実証実験や山岳遭難者の夜間捜索に取り組む。今回のショーは、地元のホテルや道の駅運営会社などでつくる実行委員会が「コロナ禍の年末に明るい気持ちになってもらおう」と企画した。
さまざまな色を発するLEDを搭載したドローン300機を飛ばし、立体図形や鳥の羽ばたき、サンタクロースやクリスマスツリーなどを、音楽に合わせて次々に描き出した。小学5年の女の子は「立体的になったり、色々な形に変化したりするのが面白かった」。
午後6時~午後8時、入場無料。荒天時は中止。地元の音楽家によるコンサートもある。25日まで。(中沢滋人)