原作者の父親の出身地という「縁」
人気ゲーム「ポケットモンスター」のキャラクター「ラッキー」をテーマに、福島県浪江町の道の駅なみえで整備が進められていた「ラッキー公園inなみえまち」は12日に開園する。
ゲームを運営するポケモン社(東京)と県は2019年2月、ポケモンを活用して東日本大震災後の福島の活性化を図ろうと、連携協定を締結。幸せを運ぶとされるラッキーが「福」を連想させるとして、「ふくしま応援ポケモン」に選ばれた。
浪江町は、ポケモン原作者の父親の出身地という縁がある。「ラッキー公園inなみえまち」は、請戸川沿いの広さ約1000平方メートルの敷地に、ラッキーをモチーフにした複合遊具や滑り台、ブランコ、砂場など、ポケモン社から寄贈された遊具が並ぶ。同様のラッキー公園は今後、郡山市、柳津町、昭和村でも開園するという。
12日は午前11時から開園式が行われ、終了後に一般開放される。浪江町の担当者は「地元の子どもたちだけでなく、全国から人が集まって盛り上がる場所になれば」と期待している。