往年の「Gショックケータイ」 KDDIが異例の復刻 4Gに対応、カシオが監修。 | ★マエちゃん噴泉記★【大阪DE農業】

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KDDIは6日、堅牢な作りから人気を博した携帯電話「G’zOne(ジーズワン)」の9年ぶりの新作の価格や発売日を発表した。同シリーズは製造元のカシオ計算機の腕時計から名を採り「Gショック携帯」とも呼ばれ、一部から根強い支持を受けていた。カシオは平成24年をもって携帯電話製造から撤退していたが、KDDI側の要望を受けデザインを監修。撤退企業を巻き込んだ機種復刻は極めて異例という。

 

新機種の正式名称は「ジーズワン TYPE-XX (タイプ ダブルエックス)」で価格は5万2800円。10日に発売する。2つ折りの携帯電話で、防水仕様に加えて高さ1・8メートルからの落下に耐える耐衝撃性能も備える。防塵、防湿、耐氷結など強靭(きょうじん)さが最大の特徴で塩水にも強く、海釣りなど船上作業中にも使える。

 

ジーズワンは12年に初代が発売され、新作は20周年記念モデルでもある。農林水産業や運送・建設現場、登山などの過酷な状況下でも使えるよう耐水・耐衝撃性能に特化した「タフネスケータイ」という独自の立ち位置を開拓。累計販売台数は非公表だが40~50代の男性、特にアウトドアやツーリングを趣味とする人からの支持が厚いという。

 

ただ、ジーズワンのほとんどの機種は来年3月にサービスが終了となる第3世代(3G)回線にしか対応していなかった。そのため「ジーズワンを使い続けたい」という一部の熱烈な声に応え、4Gで使える新機種開発を決めた。

 

新機種は5Gには対応していない。ただ、ジーズワンの実質的な後継機種「トルク」シリーズ(京セラ製)も用意しており、今年3月に発売された最新機種は5Gにも対応している。担当するKDDIプロダクト企画部の近藤隆行氏は「今回をきっかけに性能を体感し、後継モデルのトルクも使ってもらいたい」と語った。