河原に大露天風呂 今季も「仙人風呂」がオープン 和歌山・田辺。 | ★マエちゃん噴泉記★【大阪DE農業】

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 和歌山県田辺市本宮町の川湯温泉で5日、大塔川の河原に設けられる冬季限定の大露天風呂「仙人風呂」がオープンした。当初は1日に開設予定だったが、河原に渡る仮設橋のたもとが豪雨による河川増水で削られ、通行できなくなったため延期していた。2022年2月末まで無料開放される。

 

 熊野本宮観光協会と仙人風呂実行委が1985年から毎年、開設している。河原の砂利を掘り、川底から湧く73度の源泉に川の水を引き入れて約40度に調整する。昨季は5万5000人が訪れた。

 

 湯船は幅約28メートル、奥行き約12メートル、深さ約60センチ。新型コロナウイルス対策として大幅に広げた昨季から例年の大きさに戻した。開湯式の後、観光客らが早速、湯煙が立ち上る一番湯を楽しんだ。家族3人で初めて訪れた和歌山市のパート、上野貴代さん(41)は「広くて湯加減はいいし、自然に囲まれて気持ちがいい。リフレッシュできました」と喜んだ。実行委の芝伸一委員長は「夜は満天の星が美しい。野趣あふれる風呂で昼も夜もコロナ疲れを癒やしてください」とPRしていた。

 

 入浴時間は午前6時半~午後10時。毎週土曜午後8~10時には風呂の縁を灯籠(とうろう)で囲み、幻想的な雰囲気を演出する。密を避けるため昨季に続き、更衣室は閉鎖し、恒例のかるた大会も中止する。問い合わせは同協会(0735・42・0735)。【竹内之浩】