どのイカを切っても中からアジが――。岩手県大槌町に住む70代の夫婦が6日、町内のスーパーで3杯280円で買った釜石産のヤリイカ(体長約20センチ)に包丁を入れたところ、3杯とも約10センチのアジが1匹ずつすっぽり入っていた。
町内の水産加工業者によると、漁の網を引き揚げる時に暴れた魚がイカの中に飛び込んでしまい、そのまま出荷されることがあるといい、イカが食べたわけではないそうだ。夫妻は「これがホントの『当たりめ』。得した」と喜び、イカは刺し身で、アジは唐揚げでおいしく食べたという。(東野真和)