寿司も冷凍 最新技術お披露目 飲食店も新展開可能に。 | ★マエちゃん噴泉記★【大阪DE農業】

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飲食店の「困った」を解決に導く、冷凍テクノロジーの最前線を見つめた。

 

27日、報道陣にお披露目されたのは、高品質な冷凍を実現する冷凍機。

 

これまで困難とされていた食材の急速冷凍を可能にした。

 

その1つが、にぎり寿司。

温かいシャリと冷たいネタを同時に冷凍することが難しいとされてきたが、新型の冷凍機に入れ、わずか25分後にはカチカチに。

 

冷気を多くの方向から与えることで、食品から熱を奪う効率を上げ、乾燥や変色といった食材へのダメージを与えることなく、ありのままを保つことに成功しているという。

 

冷凍庫の開発、販売を手がけた会社では、この1年で売り上げが前年の5倍にアップした。

 

東京都内にあるすし店、コロナ禍で客足が減り、複数あった店を手放したという。

 

鮨心・中村導昌社長「楽しみにしていたお客さまが気軽にご来店できない状況が続きました。東京にお寿司を食べに来られない方に、おいしい江戸前寿司を楽しんでいただき、笑顔をお届けしたい」

来店できない客にも自分が握った寿司を食べてほしいという思いで、冷凍機を導入。

 

9月から、冷凍寿司のネット販売にふみ切った。

冷凍寿司にあわせた真空技術も、社長自ら考案。

今後は、冷凍と真空の技術をあわせ、冷凍寿司の産地直送も実現させたいと語る。

 

この冷凍技術の活用は、飲食店だけでなく、1次産業にもメリットが。

 

旬な時期に捕れすぎて廃棄されてしまうフードロスを削減し、市場の安定供給にもつながるという。

デイブレイク・木下昌之代表取締役社長「本当にいい資源をちゃんと持続できるような仕組み作りであったり、食材を世界中で流通できるよう広げていきたい」