日本郵便が、厚さ7センチまでの郵便物を投函(とうかん)できるように差し入れ口を広げた新型ポストを作った。フリマアプリの利用拡大などで、大きめの郵便を送るニーズが高まっていることに伴う試み。18日から、首都圏や関西など8都府県の郵便局前など15カ所に順次設置して、効果を検証するという。
新型ポストは、向かって右側の差し入れ口が厚さ7センチまでの「厚いもの」、左側が3センチまでの「薄いもの」に対応。「厚いもの」の差し入れ口は、盗難防止のための透明カバーで手を奥まで入れられないようになっている。
厚めのレターパックプラスや定形外郵便物を窓口で出す必要がなくなるため、日本郵便は、利便性が増すほか、コロナ下での対面サービス削減にもつながるとしている。ただ、ポスト投函(とうかん)のルールは従来通りで、ゆうパックなどは引き続き窓口扱いとなる。利用状況をみて、さらに設置箇所を増やすか検討するという。