放置竹林の有効活用を目指すグループ「あわじ里山プロジェクト」が今月に入り、兵庫県洲本市のコーナン洲本インター店に島内の竹を使った商品が購入できる自動販売機「ゴトカン」を設置した。自販機は11月末以降、数カ月おきに場所を変えて設置するという。
同団体は2019年に結成。獣害などの温床となっている放置竹林の問題解決をめざし、島内の竹から国産としては珍しいメンマ「あわじ島ちく」を商品化するなどの活動をしてきた。
自販機ではあわじ島ちくをはじめ、土壌改良材として活用できる竹チップや、消臭剤として使える竹炭など、6種類の商品を販売。洲本市の元地域おこし協力隊員で、団体メンバーの高木愛季(あき)さん(40)は「島内で拡大する放置竹林の問題を身近に感じてもらうとともに、竹にはいろんな活用方法があることを知って欲しい」と話す。
詳しくは、ホームページ(https://awaji-satoyama.com/)へ。(澤田晃宏)