「東京五輪・ボクシング女子ライト級・決勝」(8日、両国国技館)
2018年の世界選手権覇者のケリーアン・ハリントン(アイルランド)がベアトリス・フェレイラ(ブラジル)を5-0判定で下し、金メダルを獲得した。
勝利を告げられるとリング上で深々と「お辞儀」をしたハリントン。実は開会式でもアイルランド選手団は入場時に立ち止まり、全員で頭を下げて出迎えた出演者に「お辞儀」をしていた。その時は出演者もとっさに「お辞儀」を返す場面が話題となり、この時の旗手を務めていたのがハリントンだった。
記者会見で「お辞儀」の意味を聞かれた金メダリストは「私たちアイルランド人、われわれの国が(日本に気持ちを)与えることを見せたかった。(五輪を)開催をしていただいたことに感謝し、日本に来られなかった人たちにも感謝している。ありがとうと言いたかった」と説明。また「日本人は非常によくお辞儀をするので」と習慣を理解していたことも明かした。
表彰台の上で涙が止まらなかったハリントンは31歳。同国では世界選手権で初めて2階級でメダルを獲得した女子選手だが、五輪は初だった。ダブリンにある精神科病院の清掃員としてパートタイムで働きながら競技を続けてきた。
アグレッシブに攻める相手に冷静に距離を取り、最終ラウンドまでポイントの奪い合いが続く僅差の内容を制しての金メダル。試合後はフェレイラと抱き合って健闘をたたえ合い「(五輪は)最高の人たちに会えることがすばらしい。すばらしい対戦相手と試合ができた」と喜んだ。
○ワタシ想います。
日本人の気持ちを理解してくれた?。すばらしい。