お金のこと、難しいですよね。コロナ禍もあって、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問にオールアバウトの専門家が回答するコーナーです。ここでは、通帳有料化について専門家が答えます。
Q:通帳が有料になると聞いたのですが、今までの通帳もお金がかかるのでしょうか?
「先日同僚から、これからは通帳が有料になるという話を聞きました。私は大手銀行を給与振込口座にしています。通帳を記帳していっぱいになったら、次の通帳になるときにはお金を払わないとならないのでしょうか? 無料で通帳を使い続ける方法もあるんでしょうか?」(38歳・男性・東京都)
A:2020年以前から使っている預金口座であれば手数料は発生しない
2020年以前から使っている預金口座であれば、通帳の繰越手数料や利用手数料は発生しません。
もし、2021年以降に開設した預金口座ならば、有料の対象となる可能性があります。
通帳の手数料は、2021年1月以降導入が始まっていて、各銀行とも導入日以後に新たに開設した口座を有料化の対象としています。手数料が発生するのは次のような場合です。
手数料を無料で使うには、開設・繰越時に70歳以上(三井住友銀行は75歳以上)、みずほマイレージSステージ到達など方法があるにはあるのですが、この手数料導入の目的は、デジタル化・ペーパーレス化です。
ですから、オンライン通帳(インターネットバンキング上で確認できる通帳)に切り替えれば、通帳の繰越手数料や利用手数料は発生しないのです。
現時点でご利用の銀行や口座が手数料の対象となっていなくても、今後、通帳の手数料を導入する銀行は増えるでしょうし、有料の対象範囲が広がる可能性もゼロではありません。この機にデジタル化をしてみてはどうでしょうか。
オンライン通帳への切り替えは、Webブラウザやスマホのアプリのインターネットバンキング内で手続きを行うことができます。インターネットバンキングを登録していないときは、まずインターネットバンキングの申し込みが必要です。
三井住友銀行は、口座番号と暗証番号ですぐに利用できますが、みずほ銀行の場合は、初回の登録手続きが必要で2週間程度の時間を要します。
○ワタシ想います。
今後、年寄りはますます箪笥貯金に向かい、オレオレ詐欺のターゲットになるかも?。
元金融機関の人間として、そんな風に思います・・・。
どこに現金を蓄えればいいのか・・・?。考える人が増えると思います。年寄りの冷や水ですが・・・。