「まん延防止等重点措置」の略し方で、困惑している自治体があります。
これは宮城県気仙沼市がマスコミ各社に配った文書です。「この略称の使用について慎重にご判断いただきたく切にお願いするものです」
気仙沼市が危惧しているのは、「まん延防止等重点措置」の略称「まん防」が、震災から10年が経ち先月28日にリニューアルオープンした「道の駅大谷海岸」のトレードマークの魚の「マンボウ」と重なるからです。
気仙沼市観光課 畠山勉 課長
「ぱっと耳にした時、まん延防止の“まん防”が、我々が愛するマンボウとコロナを想起させるようなイメージになることを避けたい思いでのお願いです」
一方、市がマイナスイメージを気にかける「道の駅大谷海岸」では、プロジェクションマッピングに大きく映し出される「マンボウ」に、人気が集まっていました。
訪れた人
「ここのマスコットがマンボウなだけに複雑ですよね」
道の駅「大谷海岸」 小野寺正道 駅長
「意味合いが違うので深く考えたことはないが、マンボウをキャラクターにしているうちとしては、マンボウ、マンボウで有名になってくれればいいのかと思うが、いい意味合いではないので戸惑いはある」
文書を出した気仙沼市でも願うことは一つです。
気仙沼市観光課 畠山勉 課長
「コロナが落ち着いて、お客が並ぶ日が一日でも早く訪れることを願っている」