米飲料大手コカ・コーラは、プラスチック容器の廃止に向けた長期計画の一環として、紙製ボトルの試験利用を開始する。
プロトタイプ(試作モデル)はデンマークの紙製ボトルメーカー「パボコ」が製造したもので、強化された紙の殻の中に薄いプラスチックが使われている。
しかし最終的には100%再生利用でき、プラスチックを一切使わず、炭酸飲料の炭酸が抜けないボトルの製造を目指しているという。
また、内容物に紙の繊維が混ざらないことも重要だという。繊維が混入すれば飲料の味が変わってしまうだけでなく、安全・品質検査を通らない可能性も出てきてしまうため。
それでも、コカ・コーラをはじめとする飲料大手は紙製ボトルへの移行を支持している。同社は2030年までに廃棄物ゼロを目指している。