「方丈記」・・・時に、読み返します。(冒頭部分だけですけど・・・) | ★マエちゃん噴泉記★【大阪DE農業】

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ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。

よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、

久しくとどまりたるためしなし。


世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。  

たましきの都のうちに、棟を並べ、甍を争へる、

高き、卑しき、人のすまひは、世々経て尽きせぬものなれど、

これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。

あるいは去年焼けて今年作れり。あるいは大家滅びて小家となる。

住む人もこれに同じ。


所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、

二、三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。


朝に死に、夕べに生まるるならひ、ただ水のあわにぞ似たりける。

知らず、生まれ死ぬる人、いづかたより来たりて、いづかたへか去る。


また知らず、仮の宿り、たがためにか心を悩まし、

何によりてか目を喜ばしむる。

その、あるじとすみかと、無常を争ふさま、

いはば朝顔の露に異ならず。あるいは露落ちて花残れり。

残るといへども朝日に枯れぬ。あるいは花しぼみて露なほ消えず。

消えずといへども夕べを待つことなし。



〇「方丈記」の無常感が切ない。

  昨日、円安・株高でトレーダーという人たちが、

  投資に沸いている報道がTVで流れていた。

  そうしたことに無縁なワタシには、羨ましい反面

  無常感がよぎる。



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