久しぶりに実家に帰ったときに物置をあさったら、たくさんのカセットテープが出てきた。そのほとんどが、筆者が10代の頃にラジオを録音したり、友達から借りたCDをダビングしたりして集めたもの。
ところが、懐かしくなって聞き返したくても、再生機器はすべて処分して手元にない。今さらテープデッキを買うのももったいないな、と思っていたときに見つけたのが「Tape Express」。実売価格も4000円程度とお手頃ながら、カセットテープの音源をデジタル化できるというアイテムだ。
見た目は、昔からあるポータブル型のカセットプレイヤーそのもの。昔と違うのは、USBコネクターが付いていて、パソコンにつながるところ。製品に付属している専用録音ソフトを使うことで、カセットテープの音声を簡単にMP3などのデジタルデータに変換できる。
付属のソフトの使い勝手も考えられており、例えば曲と曲の間の無音部を検知して、ファイルを分割したり、テープが停止したら録音を自動的に終了させたりできる。なのでデジタル化作業を開始したら、放置してOKなのもうれしいところ。
パソコン接続時はUSBバスパワーで動作するが、乾電池でも動作可能。ヘッドフォン出力もあるので、ポータブルカセットプレイヤーとして使うこともできる。
筆者のように、捨てられずにカセットテープを溜め込んだままの人、Tape Expressなら値段の面でも、手間の面からもリーズナブルにテープの音源を復活させられますよ。
(青山祐輔)
(R25編集部)
◎カセットプレイヤーで青春を過ごしたワタシも、録音済みのカセットテープは捨てるほどある。
音源を復活できるのであれば、試してみたい。あー青春。
みなさんはどうですか?
