2011年5月7日(土)5時12分配信 読売新聞
文化庁は、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の諮問機関、
国際記念物遺跡会議(ICOMOS)が7日午前、岩手県平泉町の
中尊寺などから成る「平泉の文化遺産」の世界遺産登録を勧告
したと発表した。
また、環境省も、やはり諮問機関の国際自然保護連合(IUCN)が
同日午前、小笠原諸島(東京・小笠原村)の登録を勧告したと
発表した。いずれも6月19~29日、パリのユネスコ本部で開かれる
世界遺産委員会で正式決定の見通し。
平泉は文化遺産、小笠原諸島は自然遺産。登録されれば、国内の
世界遺産は、文化遺産が原爆ドーム(広島)や石見銀山遺跡(島根)
など12件、自然遺産は白神山地(青森・秋田)や屋久島(鹿児島)、
知床(北海道)に続き4件となる。平泉は東北初の世界文化遺産と
なる。
