女優の田中好子さんが急逝したことを、永田町で嘆き悲しんでいる
人物がいる。「熱狂的なキャンディーズファン」として知られる、
自民党の石破茂政調会長(54)だ。同僚議員や記者とのカラオケ会
でもキャンディーズの曲を熱唱しているという。22日、専門の
安全保障政策よりも熱く、そして、時にはしみじみと、青春の
大切な思い出を語り尽くした。
――スーちゃんが亡くなった
「本当の同世代です。彼女が55、私が54。高校、大学…同時代を
生きた、私たちの青春そのものだった。スターというよりも友達の
ような感じでしたね。だから大事な友達をなくしたような、そんな
思いですね」
――思い出されることは?
「それはもう私たちは、一種の熱狂ですよ。スーちゃん派、
ミキちゃん派、ランちゃん派に分かれてね。誰がいいだの、
何だのかんだの言っていたけれど。当時はCDなんてなかったな、
レコードが発売になると、とにかく買って覚えて。その前にラジオ
なんかで『これ今度の新曲です』とか流れると、一生懸命、われ先に
覚えたりしたりね」
「下敷きとか筆箱とか、ブロマイドとか、そんなものを手に入れて。
まあ私、男子校だったせいもあるけれど、『いいな、いいな』とか
いって。だから、解散っていうのは、すごくショックでした。でも、
ああいう解散の仕方だから、ずっと、心の中に生きていたのかも
しれませんね」
――どういうところが魅力だったか?
「スターでありながらスターじゃない。ほんとに、自分たちの友達と
いう感じ、距離感がない感じ、そして、常に明るかったですよね。
作られた明るさじゃなくて、本当の明るさだったところが魅力だった
かな」
――一番好きな曲は?
「うーん、それは人によって違うんだろうけど、私は『春一番』が
明るい歌では一番好き。そうじゃないのでいえば、『その気に
させないで』ってのが好きでした」
――天国のスーちゃんにメッセージを
「それは一言だけ、『ありがとう…忘れないよ』ってことじゃ
ないかな」
――ニュースはどういう形で知ったか?
「報道で流れたらしいんだけども、私、仕事していたので、メールで
教えてくださる方があってね。『えっ!!!』てなもんでしたね。
ちょっと、一瞬信じられなかった…な」
◎ワタシも同年代です。
