ペットボトルのガソリンが売られているのは、お菓子屋や雑貨屋など。使用済みのコカコーラやペプシ、ミネラルウォーターなどの清涼飲料水のペットボトルを水で洗浄し、乾燥させてからガソリン用のペットボトルとして使用している。それをお婆さんが売っているのだ。
お婆さんがペットボトルで売っているのには理由がある。まずひとつは、インドやカンボジアなどではガソリンスタンドが少ないという点だ。急なガス欠が日常茶飯事のインドやカンボジアにおいて、そこらへんにいるお婆さんからガソリンを購入できるのは嬉しいことなのである。
また、ガソリンを1~2リットルしか入れないのにガソリンスタンドに行くのは面倒というもの。そんなとき、お婆さんから気軽に1リットルだけ買えるのはとても便利だ。
ガソリンは1リットル(ペットボトル1本)で60インドルピー(150円)し、まとまって入れるとインド人にとって出費が痛い。そんな頻繁に満タンなどしないのか普通なので、ペットボトルのガソリンは経済的にも嬉しいのだ。
もしあなたがインドやタイ、カンボジア、ベトナムに行くことがあれば、バイクをレンタルしてペットボトルのガソリンを入れてみるといい。きっとそれも旅の楽しみのひとつになるはずだ。
写真: ロケットニュース24.
◎日本では、いろいろ規制があるから無理かもしれないが、あれば便利だと思う。

