が撮影した福島第1原発上空の映像の提供を受けながら、
公開に慎重姿勢を見せていることが関係者の証言で分かった。
米軍側は「あくまで日本側の判断」とし、提供した映像の公開を
承認している。
無人機が搭載する高性能のカメラは
「車のナンバーが読み取れるほど鮮明」(米空軍)で、
映像は原発施設の内部状況をほぼリアルタイムでとらえており、
専門家の分析にも役立つ可能性が高いという。
米空軍は日本政府からの要請を受け、グアムのアンダーセン
空軍基地に配備されている最新鋭のグローバルホーク
(翼幅約40メートル、全長15メートル)を震災の翌12日から、
被災地周辺に飛行させている。
多量の放射性物質が検知されている福島第1原発上空では
自衛隊機の飛行が困難なため、グローバルホークが24時間態勢で
撮影。
衛星通信を介して映像を米カリフォルニア州の米空軍基地に送信し、
日本政府側にも提供している。
だが日本側は、映像を保有したまま公開していない。
同米空軍基地では、米国の原発専門家らが映像を詳細に
分析しているという。【大治朋子】
○分析結果の公開を期待します。

