福井市やあわら市などの海岸で、昨年末からウミガメが
相次いで漂着している。本来は熱帯で生息するタイマイなども含め、
既に8匹を確認。専門家は要因として、
海水温や海流の影響を指摘している。
昨年末に福井市川尻町でウミガメが見つかったのをはじめ、
今年になって、あわら市や越前町などでも確認。
福井市自然史博物館には、これまでにアカウミガメやタイマイの
死体5匹が持ち込まれている。
いずれも甲長が10~20センチの幼体だった。
坂井市三国町の越前松島水族館では、
今年に入ってから生きたウミガメ2匹を保護。
日本ウミガメ協議会日本海支部の島達也さん=越前市=によると、
これまで「少なくとも8匹」が確認されている。
中日新聞2011年1月26日
市自然史博物館に持ち込まれたウミガメの死体
=福井市自然史博物館で

