強い冬型の気圧配置となった16日、
南国の鹿児島県・奄美大島でも、山間部を中心に
降雪があった。島内最高峰の湯湾岳(694メートル)付近の
尾根では、海から谷沿いに吹き上がる冷たい風に乗った雪が、
亜熱帯樹林の上を舞っていた。
名瀬測候所によると、16日朝の最低気温は7度で、
この冬一番の冷え込み。山頂付近の駐車場では、
南の島の雪を見ようと未明から家族連れなどが待ち構え、
舞う粉雪をビデオに収めていた。
測候所によると、奄美大島では1901年に雪が降った
記録がある。16日も平野部にある測候所では雪は降らず、
正式な雪とは記録されない。
2011/01/16 15:34 【共同通信】
