○110番の日
警察庁が1985(昭和60)年12月に制定し、
翌1986(昭和61)年から実施。
全国の警察で、ダイヤル110番の有効・適切な利用を
呼びかけるキャンペーンが行われる。
110番はGHQの勧告で1948(昭和23)年10月1日に、
東京等の8大都市で始められた。東京では最初から
110番だったが、大阪・京都・神戸では1110番、
名古屋では118番等地域によって番号が異なっており、
全国で110番に統一されたのは1954(昭和29)年だった。
昨年1~11月に全国の警察本部が受理した110番通報は、
前年同期より約24万件多い849万1285件に上ったことが、
警察庁のまとめで分かった。
警視庁や神奈川県警によると、この中には、「洗濯機が壊れて
困っている」「インターネット上で知り合った女の子の居場所を捜してほしい」
「コインパーキングに使う小銭がないので、
お札を両替してほしい」といった内容もあったという。
地理案内や「虚報・誤報」なども加えると、
緊急性のない通報は全体の27%に上った。
警察庁では、事件事故や災害に関する通報以外は
相談専用電話「#9110」を利用するよう呼びかけている。
(2011年1月10日05時01分 読売新聞)
