トラブルに見舞われていた日本初の金星探査機
「あかつき」について宇宙航空研究開発機構
(JAXA)は8日、「金星の周りを回る軌道への
投入に失敗した」と発表した。
エンジンの逆噴射が短時間で終わったため
十分な減速ができず、金星付近を通過して
遠ざかったとみられる。
JAXAは、あかつきが再び金星に近づく
6年後に再投入を試みることを決定。
その一方、小野田淳次郎・宇宙科学研究所長を
トップとする調査・対策チームを設置し、
失敗した原因の調査を始めた。
日本は98年に打ち上げた火星探査機
「のぞみ」の火星軌道投入にも失敗しており、
惑星探査は2回続けて失敗となった。
今回は残念ですが、6年後に期待したい。