今回の熊本旅行の主目的のひとつ。
水戸岡さんの展覧会を観る。
私達夫婦が水戸岡さんを知ったのは、2011年。
日帰りで福岡旅行に行って門司港を見て帰ろうと思った日だ。
最初に乗ったのが特急ソニック。そのあと門司港へ向かう普通列車に乗つぎ、、帰りが特急かもめだったのだ。そして到着した福岡の駅でその他みたのが特急つばめ。
その時の驚きと感動と言ったらなかった!それで興奮して九州の友人に伝えたら「それ、全部水戸岡さんのデザインだよ」って。その時は「水戸岡さんて誰?」でしたよ(笑)。
下の写真が特急かもめ。
渋すぎるでしょう!
展覧会は水戸岡さんのデザインでいっぱい。
子供専用列車、特急つばめも走ってました。
走っているので写真ボケボケですけど、子供はすごく楽しそう!
そしてそして。この展覧会の目玉のひとつ。
水戸岡さんデザインの列車の椅子に座れる!
中でもレアなのがあそぼーいの親子シート。
実際に乗る場合は親子じゃないと予約出来ないので、子供のいない私達は予約不可能な席なのだ。
世界唯一のシートですよ!
もちろん、レアな子供席に座ってみる(笑)。小さい!何歳までの子供さんがここに座れるのだろう?
子供にも木の温もりと本物の良さを味わわせてあげたいと願う水戸岡さんの思いを感じられるのが、木のプールや椅子の数々。木のプールは実際、あそぼーいの車内に設置されています。
ロッキングチェア、乳母車、自転車。全てのデザインが子供サイズで作られているんです。
木のプールは最初ひとりの男の子しか遊んでいなかったんですが、あっという間にいっぱいになりました。
色々なテーブルを列車の模型が走っていて、子供も大人もワクワクします。
ここからは、お部屋別の展示。
クロ茶室
たま駅長室。
小さな子供さんが座っていた方が断然可愛いかったのですが、子供はすぐに飽きていなくなっちゃうので、仕方なくモデルは嫁のワタクシが(笑)。
どのデザインのお部屋も素敵でございましょう?
たま駅長がいる駅のデザインも水戸岡さんの手によるものらしいですが、たまステーション、めちゃくちゃ楽しい!和歌山県に実在しています。
そして、ななつ星の展示
使われている食器
アメニティ
ステーショナリー
グッズ
ライト
車掌さんの制服
各デザインを見ていると、水戸岡さんのイメージがどのように実現化されているのかよくわかります。
そして見つけたNAGOYAの文字。
水戸岡さんが見た名古屋のイメージはこんなに鮮やか!
小布施の文字もあったので、よく見たら、栗ノ木診療所、と書かれていました。
そこでobakaneko、あっ!と声をあげる!
春に小布施を旅していた時、偶然通りかかった診療所があまりに素敵で、写真を撮っていたのだ!
これも水戸岡さんの作品だったとは驚き!
展示の最後に水戸岡さんの書籍が置いてあるモノトーンのコーナーへ行ったのですが。
この色鮮やかで素敵な椅子と本の展示方法、素敵でしょう?!
これが恐らく水戸岡さんの頭の中。
そして、最後の最後に素敵な言葉が書かれていました。
デザインは公共のために。
デザイナーは公僕であれ。
お人柄が現れている言葉だと思いました。
来月には水戸岡さんデザインの市電「COCORO」が熊本の街を走ります。
ぜひ、乗るために熊本を再訪したいと思っています。
この展示は9月15日まで。ぜひ全国回って欲しいな~とは思いますが。
プチ情報ですが、こちらの展示を見に行くと、あそぼーいの車内で販売しているグッズを買うことが出来ます。ワタクシ、こちらでグッズをゲットしていので、翌日乗ったあそぼーいでのお買い物時間短縮が出来ました
おまけ
熊本市現代美術館
美術館の入り口前に図書室があるのですがと~~~っても素敵です。
ここで漫画を読んでいる子供がたくさんいましたが、なんて贅沢なんだ!と思いましたよ。
こういうところから、知的好奇心って生まれるのかもしれない。