大抵が三話から二話続く「寄港地編」のなかで、高知だけが一話で終わったのに他意はありません。高知が嫌いなわけでもありません。
しいて言うなら「準地元」ということで、あまりに近すぎる場所で、いまさら何かの発見・・というにはクルーズ時間は短すぎます。
帰船してからのまったりは毎度のことですし、ディナーに至ってはいつ誰と、なんの話をしたかを、時系列に覚えていない・・犯罪に巻き込まれてアリバイをと求められたら・・もう無理ですと無罪主張をどうしょうかと考えるしかないです。![]()
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なのでここは一旦、あっさりと(?)←決してあっさりではないとの声は多いですが。
高知編は終わり、次の神戸編に行くことにしました。
さて、神戸の朝も青天。
もうこうなったら私って、神かかり的な「晴れ女」
いや、たぶんこのクルーズ参加の全女性がそう思っていると思いますよ。
朝日に映える神戸港は美しい・・
空と海の青の間に白亜の建物が色を際立たせて、異国の地にタイムスリップしたような風景が広がっています。
神戸はやっぱり海の都市です。![]()
メリケン波止場の煉瓦の古さが、その歴史を物語っているようです。
港の奥深くに停泊するということは、市内に限りなく近い。
ポートターミナルの駅までは徒歩五分。
そしてシャトルバスは、神戸市が無料で出してくれます。これは神戸元町、大丸前まで行きますから、私たちにはちょうどいい。
朝はゆっくりインターナショナルで朝ごはん。
ここは、和食があるので、家人はお気に入りですが、朝ごはんパターンは決まっているので、私はいろいろ食べられるホライゾンコートの方が好きなんですけどね。
和食は「ししゃも」だったり「鮭」や「鯖」もあります。ご飯もお粥もあります。
ご飯はちよっと家人のを試食しましたが、なかなか美味しい。![]()
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私は、朝はお米は食べませんので、ここでもコンチネンタルに近いオーダーです。
それにしても、ここのパンは本当に美味しい。![]()
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そしてバターはホイップなので柔らかくてストレスなし。
ベーグルもありますが、このベーグルにはサーモンとクリームチーズが付いていますが、私はベーグル抜きでサーモンとチーズだけいただきます。
前回これをすると、サーモン好きの家人は早速真似て、自分もベーグル抜きでと
ご飯にサーモン、クリームチーズという主義も主張もない朝ごはん。
いいですけどね。自分が食べるのですし、家人は食べるものを残すということはしない人ですから、どーぞ。
そんな身勝手な朝ごはんを終えて、船を降りるとバスが待っていてくれます。
無料とはいえ、さすが神戸です。バスまでファッショナブル。![]()
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元町の大丸まではすぐです。そして降りると、目の前が南京町の入り口。
一緒に降りた、外国人さんたちも南京町の派手な門の前で写メ撮りまくり。
今日は土曜日ですから、街はきっと人で溢れるでしょうから、行くところには早めにと、わき目も降らずに「老祥記」に向います。![]()
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本店が改築中らしく、隣で営業・・しているのはすぐ判りました。
小さな広場の前に何十か折になった列。寒いのでみんな着ぶくれて、コロコロとした人・人・人・・「これ、もしかしたらみんな老祥記めあて??」
そうでしょうよ。![]()
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しかも、さすがに関西と言うか大阪と言うか・・
並んでいると、時折列外から人が並んでいる人に声をかけて、また離れていきます。または交代していきます。しばらくすると意味が判りました。
お友達家族か親戚家族かはそれぞれらしいのですが、ともかく何家族かてここに来ている。でもこれだけ並んでいるのをみんなで並ぶことはないと、代表が一人並んで、他のみんなは周りのお店に遊びに行く、そして順番が来たり、ある程度の時間が来たら、顔みらに帰ったり、交代に来たりしているのです。
そう、実際には10人以上のはずが、直前までは一人で並んでいるのです。
何人かグループの時は代表者が一人並ぶというのはアリです。
それを提唱しているお店もあります。混雑緩和の手段と言えないこともないでしょう。
でも、ここのように肉まんを何個と買うとき、いよいよ自分の番・・と思ったら、二組ぐらい前から、順番取りの他10名。そして目の前も他10名となったら・・ちょっといやじゃありませんか。
いくらお店とはいえ、蒸し物ですから、数が切れたらまたその時間待ちです。
それと、やっと来たと思ったら、前にまだ20人って・・罰ゲームと思いません?
それともこれが関西人の合理性なのでしょうか。
そしてこれが列がなかなか進まない大きな原因であるような気もします。実際列は長いのですが、本当の客はこの何倍。いやもしかしたら数十倍かもぐらいはあるのです。![]()
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じりじりと待っていましたが、なかなか進まず、点心を予約している時間が迫ります。
なので待ちきれず、女性のガードマンさんに「もう、私たちは列を離れます。時間がないので。」と告げて列から出ようとすると
「ここで食べるんですか」と聞かれ
「いう。持ち帰りのつもりだったんですけど。」
「じゃあ、大丸の地下にいけば売ってますよ。」と教えてくれました。
「ありがとう。」![]()
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今日のお昼は、三宮駅の近く香港茶寮で「飲茶コース」を予約しています。
ちよっと判りにくいのが難点ですが、二階にあるお店はちょっとエキゾチックで素敵。
ウェイトレスさんも中国服がよく似合う。蒸し物のエビ餃子や小籠包はお約束の美味しさ。どれにも不満はないのですが、最後の杏仁豆腐はなぜか薄味。
あんまり甘く感じなかったのはなぜ・・
船での食事に文句はないのですが唯一、あるとしたら中華系が少ないということ。
こうしてふわふわの蒸し料理を食べていると、心も体もほっこりします。
家人は若い頃は神戸周辺に住んでおり、仕事も神戸でしたからこのあたりはよく知っているかと思いましたら、知っているのはお酒のお店ばかり。
どんな暮らししてたんだか・・(はぁぁ~)
お店を出て、さてと思って見上げると待ってましたとばかりに、私の視線を受け止めるマッサージの文字。
・・確かに足は痛い。
だって毎日一万歩ですよ。
下手したら一日数十歩しか歩かないこの私が、毎日一万歩です。いくら楽しく歩いていると言っても、そりゃあ疲れも溜まりますって。
「ここ行こうよ。」
思いついたらすぐ行きたい私。一応下調べしておきたい家人。その二人がエレベーターにのってお店の前に着いた時、家人の調べもなんとか終わっていたみたいです。
狭い玄関に、思わず「怪しい店?」とか思ったのですが、こんな大通りにぼったくりもなかろ。しかも家人はなんとかネットでも調べてるみたいだし。![]()
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まずは私たちはソファで、施術師さんは目の前に膝まづいて問診からです。
今日は二人とも「足つぼマッサージ」でお願いします。
いろいろ話ながら気が付きましたが、この店・・全員男性施術師さんぱっかり。
しかもどの人も美形。好みはあるでしょうが、どの人も水準以上ですよ。![]()
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そして着替えて施術台に座ると、「痛かったら言ってくださいね」とお決まりのセリフ。
たいていみんなそう言いますが、言ってもそう緩くはしてくれません。
歯医者の「痛かったら手をあげて」と一緒です。殆どなにも変わりませんから。
俯いて足の裏をもみほぐしてくれる私の担当さんは、若き日の武田真治さんを彷彿させる雰囲気です。私はファンではありませんが。
その時、山崩れのような音が・・
がぁぁぁ~
もうっ! 隣り合っていたら蹴とばしていたところです。
そうなんです。家人はいつも、マッサージが佳境に入ると寝入ってしまい、そうなると
ものすごい「イビキ」を発するのです。
最初、グアムのホテルで私と家人。息子と娘。二人づつベッドを並べてスパに行ったとき、ものすごいイビキで施術してくれた綺麗なおねーさんが一瞬びくっとして、次に笑い転げたことは忘れません。
隣の部屋にいた息子も娘も何事が起ったかと、飛び起きそうになったと言っていました。
そして幾星霜・・
もうスバは行きませんが、マッサージも快感のツボは同じなようで、やらかします。
自分でも判っているので「寝てたら起こしてね」と言いますが、隣ぴったりついている施術台なんてありませんから、タイミングが合えば起こしますし、合わない時は他人のフリします。![]()
しかし立派なのはここの施術師さんたち。
誰一人あの地響きのようなイビキを聞いても、眉ひとつ動かしません。もちろん笑っている人は誰もいません。もしかしたらみんな耳栓してるのか、聞こえないのかと思うばかりの無反応。
・・ま。いいか。
私もそう思うことにします。映画館ならほっとけませんが、ここならいいかな・・なんて思います(笑)
45分なんてあっという間。寝ていた家人にはさらに短く感じたことでしょう。
でも、足は軽やかです。
そしてすべすべ・・この年になっても、肌がすべすべしたり、唇がプリンプリンだったり、手の甲がピーンとしてたりすれば、それはやっぱり嬉しいです。
誰に揉められなくてもです。自分で判ればそれでよろし。
なんやら割引まで使わせていただいて、ハンサムな男性たちに見送られて、とても気分よく時間をすごすことができました。
そして老祥記のガードマンさんの言葉を思い出し、ここでやっと大丸に向いました。地下に行って、探しました。
・・・本日の分はすべて完売いたしました・老祥記・・
目の前の非情な紙切れ。
よく考えたら、そりゃそうですよね。あれから何時間たってることか。大抵売り切れますよ。あの列みてたら判るじゃない。と、自分を責めてもあとの祭り。
ないものはない。また次いらっしゃいってことよねと、慰め合うしかありません。
がっくりしながら気持ちを取り戻し、元町商店街のユーハイムでお茶することにしました。![]()
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ここに来たのはいつ以来か・・もう忘れるほどです。
土曜日なのでそりゃあ混んでいます。
でも待ちます。今日あたり神戸で並ばずに入れる喫茶店なんてあるはずがありません。待ちます。待ちます。。
私たちの何組か前にはママと子供連れが三組のグループ。ここは六人です。
ウェイトレスさんが、「六人は無理ですが、二つに分けていただけるならご案内できますが。。」と声をかけましたが、ママ同士で密議して「いえ。六人席ありますよね。時間ありますからそこ空くまでいいです」ときっぱり。
子供連れてみんなで重要な相談することはないでしょうに、分かれて席に着けばいいのに、子供限界だよと思いましたが、心に留めました。言ってはいけない、おババの余計なお世話と呪文を唱えました。
私たちももう40分は待っています。その前ですから小一時間かなとは思います。
そして私たちの番が来ました。
子連れグループはまだです。子供たちは階段に座り込んだり、寝たりしていまし、さすがにママさんも限界かと思いきや、階段下にひと塊になってなにやらお話の真っ最中。きゃあきゃあと笑ってさえいます。
へー、そんなものなのかと思いながら私たちは席に案内されました。。。
ではこの続きは次回で・・・

