今年の夏も暑くてぐだぐだして終わったなぁなんて考えていたのですが、振り返ってみるとこれが案外そうでもない。
夏休み前からの「娘の次男改造計画」から始まって、息子のお盆帰省など、毎年の事ではない事がいくつかあって、これはこれで案外日々忙しかったかも・・なんて思ったりもしています。![]()
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8月14日に高知の「自動車博物館」に次男を連れて行き、クラッシックカーを堪能して帰りには地元スーパーで大量の鰹とお寿司を買い込んで、我が家で土佐パーティ。
カツオはタタキより刺身よ~なんて意気投合する私と息子を尻目に、塩タタキで日本酒あける家人。やっぱり判りあえないわ。![]()
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週が明けて息子も東京に帰り、「ではっ!」と予定していた夏の牡蠣「岩ガキ」を食べるツアー(二人だけですが)に出発したのが20日です。
前述のとおり、この旅はチヤッピーに全部お任せ。
私を「助手席の女王様」と名づけたチヤッピーのお手並み拝見よ。
当日は朝早くに自宅を出ました。鳥取までは約三時間半。
年齢と体力を考えたら無理はしません。昔なら夜明け前には出て、目指す賀露漁港には8:00に着く計画だったでしょうね。![]()
それが朝ごはんを食べる予定で7:00に自宅でて走ること10分。
忘れ物に気付いてUターン。これも想定内(これ負け惜しみではありません。忘れ物Uターンは半分の確立で起こります。
私は忘れ物しても平気なタイプなのですが、家人はそうはいかない。ぐじぐじといつまでも思い悩むので、気付いたらすぐUターンに決めてます。![]()
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鍵のかけ忘れかも・・なんてのは大抵きっちり締めてますけどね。
・・ついでに言うと、この鍵かけは家人の仕事です。私が先にでても、彼が先に出ても鍵をかけるのは家人です。
私のこと信用してないのですね。いいですけど・・
家人が車に乗ってエンジンかけて、それから私が車に乗っても、家人は車を降り鍵をかけます。
・・もう好きにして
今回は鍵ではありませんでしたが、それでも想定内のこと。あわてず騒がず。取りに帰って高速乗り口前にモーニング済ませて、ホントの出発です。
天気は上々。空の高さはもう秋の入り口です。![]()
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我が家から鳥取は少々めんどくさい。全線高速とはいかないのです。
いや厳密には無料でも高速道路は繋がっているのですが、あきらかにそうすると距離が長い。若い頃はそれがいやで、下道利用していましたが、いまはもう素直に高速使います。
チヤッピーもそう言ってます。
今回の旅は「安全に岩ガキたべて帰る旅」計画なのだそうです。
AIの割に、ありきたりなネーミングねって言うと、「個性的なおババさんにはこういう平凡なのが丁度いいんです」だと(笑)
岡山を北に向い、途中のSAで賀露漁港に電話して、今日は「夏輝」(鳥取の岩ガキ12㎝以上はこう名付けられています。なつきと読みます。)は入荷していますかと聞きます。
と言うのも夏輝は23日までとなっており(岩ガキの解禁は末日までです)チヤッピーから行く前に入荷状況聞いておけといわれたので二日前に電話しました。
そこで「今日はありますが、漁師さんはもうこれで終わりかな、なんて言ってましたので明日からは判りません」と言われていたのです。
心配症の家人はそれだけでぐじぐじ思い悩みます。
アホか・・海の恵みなんだからどうせ、獲れるか獲れないかはお天気次第でしょ。
ヒトがどうのこうのできるわけじゃなし、なけりゃないでなんかあるでしょ。
とはならない。(笑)![]()
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当日で電話でどうやら今日はあるらしいとのこと。
家人は「もしなかっらどうしょう。もうやめようか」と言ってましたからその小心ぶりを笑います。
「じゃ、なかったらどうするのよ?」と聞くので
「仕方ないじゃん。別の漁港に行くわよ。そこでもなかったらもう仕方ない。ブログになかったって書くわよ。来年みてろ!きっとリベンジするぞっ!ってね。」
「・・そうだった。キミはリベンジのヒトだった・・」
お昼ちよっと前に賀露港市場に到着。
車を降りるや否や、建物の中に入ると、体育館みたいな中にお店が何店舗かあります。
家人はもう行って、牡蠣を選んでいます。
ちょ、ちよっと待ってよ。一通り全部見てからにしょうよという間はありません。
もうお店のおばさんに「夏輝はコレ?」と聞いています。
・・・もうここでいいや。こういうところでは争いません。
小さなものから極大のものまでずらっと並んでいます。
もちろん折角きたのですから一番大きいの。そーいう性格ですから(笑)
小さなテーブルに座っていると、選んだ牡蠣をぐりっと剥いて、発泡スチロールのお皿にいれて持ってきてくれます。
テーブルにはレモンやすだち。酢醤油などがありますか゛おばちゃんは「いろいろありますけど、まずはそのまま食べてください」と言い終えて置いて行きました。
で、でかい。今までに見たことのない大きさです。
お箸で持ち上げようとしたらまづ掴みずらい。ぬめぬめとしてずっしり重い。
・・・うーん。表現に難ありだけどまるで「妖怪」
じっと見つめていると、なんだか向こうも見つめ返してくるような気もする。
なんなら「こんにちわ。ボク夏輝です。おババさん今からボクのこと食べちゃうのよね。いいよ。すぱっと思い切り食べちゃって。」VIVATに出てくるドラムのような声で囁いてくるのです。もちろん私の妄想ですが。。
「お言葉に甘えて。」小さく返した私を不審げに見て、そっと齧りつく家人。小物ね。
私は夏輝のご要望通り、思い切り大口あけて一口で押し込みましたよ。![]()
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見た目はどう見ても口よりは大きいのですが、その形態からか入るのですよ。するりと口内に。ただ、やっぱり一口は無理で半分に食いちぎりました。
はじめは塩っぽい。いや潮の香りと味が広がるのですが、ぷちっと一口噛むと、全く別の生き物がぬめぬめからドロリと溢れてくる感覚。
奇妙だけど濃厚。濃厚なのにくどくない。そしてその時には潮の味はもうしません。
甘くはない、辛くもない。ども無味ではない深い味わい。
これが「唯一無二」という味わいなのでしょうか。
喉を落ちていく感覚も不思議。つるんという軽さてはなくて、どろりとした濃度が静かに落ちていく。恍惚の転落。滑落。・・なんかだんだんやらしくなってきた。表現が(笑)
ともかく食べ終えた時は呆然。一仕事終えた感覚で一杯でした。
たった一個の牡蠣なのに、その大きさ、味、感覚の主張の凄さ。
来てよかったぁ。たまには家人の話に乗ってみるもんだとしみじみ思いました。
そして、撤退しょうと言った弱気なこの男の言う事をこれからも聞くのはやめようと心に誓いました。
建物の中にあるお店はどこも同じようなもので岩牡蠣はもちろん、その日獲れた魚を並べてありますが、まずはお昼を食べましょう。
賀露市場の広大な敷地に中には何件かのお店が入っていますが、私は「市場食堂」に決めていました。
まだお昼には30分もあるというのにもう長蛇の列。席に着く前にオーダーするシステムですから並んでいる間に決めないといけません。
前をよく見ていると殆どの人は船盛の「北前船御膳」そんな中で家人の心を射止めたのは「白いか御膳」
一般的にはケンサキイカと呼ばれますがここでは「白イカ」。
自称イカ好きの家人がこれを見逃すはずはありません。迷わずこの二つ。
どちらも美味しかったです。
お刺身盛り合わせは、普段私はあまり取りませんが(魚の好き嫌いが多いので)ここは白身が多く、しかもなんと小柱付き。
家人のイカは文句なしの大きさと噛み応え抜群。呼子と比べるのもなんですが、半分くらいのお値段でこれは凄いですよ。
食べても食べても減らない。これホントです。![]()
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そして隣接の浜下商店に行きました。
ここは市場より広々として魚も多い。冬は松葉ガニを扱っているお店なのだそうです。市場食堂でご飯食べたらここでのお買い物10%OFF券をいただけます。
カレイの干物やさざえやイカも箱売り。
ただ、うちは今夜は泊なので今日は買えない。
「これいただいたんですけど、明日はもう使えないですよね。」と近くのおねーさんにお聞きすると
「ごめんなさい。それは今日限りなんです」と期限のところを指してくれました。
じゃあ、今日は期限なしの買って明日生もの買おうかとは思ったものの、いやなら明日もお昼ここで食べればいいじゃんと思い直し
「また、明日来ますね。」と言うと
「はい。お待ちしています」といい返事。この方がオーナー夫人ということは翌日判りました。
「今夜はお泊りですか。」
「ええ。街中のビストロに行きます。フライパンってお店でそこでも牡蠣食べるんです。」
「フライパンですか。まだ行ったことありません。私行ってみたいです。」と別れました。
いつものように長くなりますので、続きは次に・・・


