さすがに二月です。特に今年は寒い。容赦なく寒い。
たぶんヘブン先生もこんな寒さに耐えられないかったのか・・なんてことは
思いませんけどね。
我が家は朝ごはん時に、朝ドラの録画を見ながらというのを習慣にしております。
私は時計代わり程度としか思っていませんが、家人がドラマは一話から、見逃しは元に戻って・・というタイプなのです。![]()
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それで、朝ごはん時に流しているのですが、今回のように
息子が帰省なんてしている時は、撮り溜まったモノを、落ち着いた時にまとめてみることにしています。
あのぼんやりしたテーマ音楽(失礼)が流れて、やたらに大きな目をさらに剥いて
中途半端に現代風にアレンジしたヒロインが出てくると、なんだか複雑な気持ちになります。
私は小泉八雲氏を好きでも嫌いでもありませんが、あの時代に異人に嫁いだ小泉セツさんには興味はあります。
松江という山陰の閉鎖的な場所で、そういう選択をした彼女の心境や意志についてはとても興味があります。![]()
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もちろん行きましたよ。小泉八雲の旧居も城下町も。![]()
春夏秋冬どの季節にも行きました。
濠に添った柳の垂れる道を何度も歩きました。
門をくぐると、石を敷き詰めた武家屋敷の中庭におみやげ物や郷土玩具があってなかなかのノスタルジーを感じます。ただ、もう15年は前のことになりますが・・
ここに、小泉セツさんの写真があります。
白髪を小さなシニヨンにして、黒羽織のセツさんは前を向いてちんまり座っておりました。正面を見る目は小さくて、でもその奥は底の知れない深さが包み込まれているような気がします。![]()
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私が個人的に好きか嫌いかで両断するつもりはありませんが、ネットなんかで、
「黙っている演出がすばらしい」とか「セリフでないところで会話している」などとの意見を目にすると、どこかで言わずにはおれないのです。
ほんとにそんな深いとこをあなたは判るのかと。
実際、私はそう呟きながらPCをにらみつけているらしいのですが・・自分ではその姿が判りません。![]()
でもともかくも、あのやけに現代的なのに、はっきりものを言わないことや、友人や周囲に甘えていること、自分の力ではなにもしないヒロインの言動が、もうはっきり言っちゃうと嫌いで嫌いでしょうがないのです。
もちろん女優さんにはなんの罪もありませんし、彼女なりの一生懸命の演技とは思っていますよ。![]()
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家人はそんなことお構いなしに「おトキちゃんは熊本行くんだね。」なんて言いながら暢気にカフェオレ飲んでるのを見ると、私はその顔にカフェオレぶちまけたくなります。![]()
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テレビにはしません。まだそれくらいの理性と金勘定はできます。
でふと我に帰るのです。
こうしてテレビドラマに感情的になるのは、やっぱり自分もた老いせいなのかと。
ずっと昔、まだ私が幼かったころ、認知の進んだ親戚のおばあちゃんが、テレビのアナウンサーさんが頭を下げると自分も深々と頭を下げ「丁寧なお人やなぁ」と感心する姿を思い出します。
あのころはまだ「ボケた」などと、辛辣な表現してましたよね。
私のように、一挙一頭を攻め立てるおはばより、褒めるおばあちゃんの方がヒトには好かれるでしょうね。
朝の15分のドラマ見ただけで、こんなことをつらつら考えているなんて、私よっぽど暇なのか・・
一昨日のまでの、あの騒々しさがなぜか懐かしく思えるのは、やはり・・
そっと自分の心に蓋をして、いつもの自分に戻ります。
今日は2月11日
もうとっくに亡くなった、私の父の誕生日です。
いろいろあった父との関係ですが、心が溶けないのはやっぱり頑なな私の心の
せいですかね。
事程左様に
わが心は扱い難し
