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ただ今 椎間板ヘルニア温存中~アラフィフおばちゃんのつぶやき・わんこ・コスメ・旅の記録

冬の足音が聞こえてきましたね。

朝晩はとても寒く感じるようになってきました。

私は この秋から冬にかけての季節が大好きです。

そして、暑がりなのもあって寒い冬も好き❤️


寒くなると家の中でコーヒーでも飲みながら本読んだり、或いは おでんや煮物などの料理しながら ほっこり過ごせる季節。

なかなか まとまった休みも取れることが無いから、何処かに出かけねば…という焦りを気候的に感じなくて済むのかもしれませんが、私にとっては少しだけストレスレスになる季節なのです。





そして、振り返るとこの夏は ひとつの命と向き合った夏でもありました。

梅雨前頃から急にひょっこりと現れた黒白柄の男の子のハチワレ猫ちゃんのお話です。


その子とは別に、10年以上前から うち含めご近所4軒でお世話している地域猫みたくなっている三毛猫ミーちゃんがおりまして…(避妊済みの女の子です)

その子がいつ来てもいいように、お皿にドライフードを入れて置いてたら…見かけぬハチワレちゃんが食べに来て、それから度々来るようになり いつの間にか居着いてしまい、夜も我が家の夫の車の下で眠るようになってしまいました。


梅雨に入って雨がザーザー降っても濡れた車の下にいるもんだから小屋を作ってあげたら(夫が)そこで眠るようになり…

夜遅くに覗いてみると、ピョコンと小屋から耳が出ていてお利口さんに自分の寝床だとわかってるんだなぁと可愛くて堪りません。


来客があればお出迎えして撫でてもらい、可愛い声で「ニャーン」と鳴いてスリスリして来ます。

来る人来る人に「この子人懐こいねぇ、可愛い❤️」と言われるものの、どうしたもんかと思ってました。


野良猫が、人懐こい=危ないのです。今はヘンな人も多く、あちこちで虐待している事件が発生してるからです。「おいで!」と連れて行かれ無惨な姿になるケースもあるからです。


梅雨明けして夏になると鼻水やクシャミするなぁと思っていたら食欲も落ちてきたので、取り敢えず近所の動物病院に連れて行き感染症等の検査とかしてもらい、体調が落ち着くまで入院させることにしました。


1週間程の入院でお迎えに行くと獣医師から「この子は人懐こくて病院にいる他の猫とも馴染んでたから飼い猫だったと思うよ」と言われました。

年齢不詳だけど まだ若そうだとも…


そんな話を聞いてしまうと、「野良じゃなくて家猫にしてあげたい‼️」と、もうちょっと元気になったら去勢手術して里親を探そうと思い始めました。


とは言え、検査入院代で5万円ほどかかったので痛い出費なワケです。

おまけに、決算や税金と火災保険の年間契約の支払いが重なった時期でもあり賄えそうになかったので、私の預貯金から支払いました。

不思議なもので、毎日の食材や日用品は少しでも安く買いたい‼️ちょっと値上がりの幅が大きいと買うのを躊躇するのに、わんこやにゃんこの病院代は惜しくない気がするのです。(家計的にはとても痛いけど…)


こういう事が、黙って見過ごすことが出来なくなってきてる自分がいます。自己満足かもしれないけど、せめて自分が見かけた周りにいる子は どうにかしてあげたい…我が家に迎えてあげることは出来ないから、偽善者と言われるかもしれないけれど。


うちの子にしてあげられたらよいのだけど、今のところそういう覚悟も自信も無いので 里親を探すことにしたわけですが、すんなりと決まらないだろうなぁ…そうなったら寒くなる前には やっぱり家に入れるしかないかもと考えてました。


外のベンチに私が座ると すかさず膝の上に乗ってくるくらいに懐いてしまい、そんなことされると もう情が移っていたというかハチワレちゃんと戯れる事が楽しみになっていたのです。



里親募集の貼り紙を出すと、しばらくして声をかけてくださったお客様がいました。私と同年代の女性で、3年前に10歳ぐらいのニャンコを保護してると言うお話。「可愛いねぇ」と撫でていました。帰り際に「主人と相談して数日中に連絡します」と言い残して…。


あまり期待はしていなかったのですが、なんと2日後には電話があり「あの猫ちゃん、もう決まりましたか⁉️是非うちに迎えたいと思います‼️」って。


やった〜‼️


それからは知り合いのトリマーさんに頼んでシャンプーしてもらって無事にハチワレちゃんをお届けして…(今後は先住猫ちゃんのかかりつけ医で診察してもらいたいというご希望で去勢手術代金+フード代を感謝の気持ちとしてお預けしました)

寒くなる前に決まって良かったね💕と嬉しさが溢れました。


と、同時に一抹の寂しさが…

朝昼晩とご飯あげたり薬を飲ませたり戯れる時間が、とても癒しのひと時になっていたのです。我が家のにゃんこ達よりも私に懐いてくれていたせいでしょうか…


あれから1ヶ月経った今でも、朝から玄関を開けるときハチワレちゃんを目で探している自分がいます。順調に里親さん宅に馴染んでいるようで、たまにラインで送られてくる画像を見て、何とも言えない気持ちもあるけど、これで良かったんだなぁと思います。


これまでも同じようなことが何度もありましたが、今回のハチワレちゃんは長くいたせいもあり心情的に私の中では特別な子でした。末永く幸せに暮らして欲しいと思います。




…という野良猫を卒業して、素敵な飼い主さまのおころでキレイな街中のマンション猫になったハチワレちゃんのお話なのでした。