日々の成功と失敗 -28ページ目

忘年会をしない理由?


今、まさに忘年会シーズンでしょう。もちろん、職場では必ずやりますよね。

ところが、不思議なことに、僕の今の部署では、忘年会の「ぼ」の字もないのです。

先週でしたか、隣の課では、皆で揃って出かけてましたねぇ。僕も去年は前の部署で盛大に2次会まで行きましたけどね。

一体どうなっているのか不思議でなりません。そんな折り、社員の研修会がありました。

テーマは「職場のいじめとセクハラ」ということで、全員参加が義務付けられていたんです。

職場のいじめは何となくわかりますが、セクハラなんてよくわかりませんでしたね。

上司が部下の女性社員に、ホテルでHしてくれなかったら給料下げるぞぉ~なんてオドスことなんでしょうか?

まあ、めったにありえない話ですよねぇ~。

ところが、研修会に参加してみてびっくり!

外部のプロのセクハラ専門講師(ちょっとコワソ-なオネエさん)の説明によると、

職場で水着の女性のポスターを貼ったらセクハラ! パソコンの壁紙にセクシィ画像を使ったらセクハラ! 社員の飲み会でかわいい子を上司が傍に座らせたらセクハラ! 彼氏いるの?と聞いたらセクハラ!…

これじゃあ、なんでもかんでもセクハラだらけ。バカバカしいったらありゃしないですよねぇ。

しかも、最近では男性に対してもセクハラしてはいけないそうで、職場でイケメンのポスターや壁紙もダメだそうです。

これじゃあ、男女で冗談話もできないですよね。さすがに、研修会の後、女性社員も「何あれ、馬鹿みたい。」と言ってましたね。(笑)

で、ちょっと気付いたんですが、うちのあの仕事狂いの課長が研修会にいなかったのですよ。

総務の人が僕に「オタクの課長、困るなあ。管理職なのに大事な研修サボって。注意しといてよ。」と言うのです。

仕方ないから、課長のところへ行って聞いてみたんです。

僕、「なんで研修に行かなかったんですか?総務課が怒ってましたよ。」

課長、「必要ないからさ。仕事が忙しくてそれどころじゃない。」

僕、「でも、管理職が受けないとマズイんじゃないですか?」

課長、「セクハラだとか、いじめだとかは暇人のやること。仕事に一生懸命な人には関係ない!」

まあ、ご立派なご意見と、感心してしまいましたねぇ。

このことを女性社員のA子さんに話したら、

A子、「モノは言いようねぇ。いい歳して一人モンで、女性に相手にされないわ。女性と関わることさえできないから、セクハラにもなりようがないわよねぇ、あの課長…。」

そこまで言うのも何ですが、案外、当たってるようですねぇ。

で、彼女に聞いたんです。
「この課では、忘年会やらないのですか?」

A子、「やるわけないじゃない、あの課長だから。わかるでしょ。」

どうにも腑に落ちないので、課長のところへ行って聞いたんです。

僕、「忘年会やらないんですか?」

課長、「当たり前だろ。金と時間の無駄。仕事ができなくなる。仕事の邪魔だからやらないよ。」

忘年会が仕事の邪魔という人に初めて会いましたね。

僕、「でも、職場内のコミュニケーションが図れますよ。」

課長、「それがいけない! 仕事以外の余計なことで関わりあうと、イジメが起きたり、セクハラの原因になるんだあ!」

セクハラ?ですか。正直、思いましたね。セクハラにさえ縁の無くなった「枯れたオジサン」に言われたくないですよねぇ。(苦笑)…(>_<)

招かれざる客

先週の金曜の昼のことです。携帯に出てみると、「ヤッホー、元気?土曜日さあ、泊めてくれる?そっちへ行く用事ができたんで金曜はホテル、土曜は君んちでと思ってんだ。いいでしょ。土曜の午後から付き合って。」

久しぶりの関西の友人A君ですので歓迎しなくてはなりません。A君、結婚してて、結構、奥さんのチェックが厳しくて、久々に用事ができたついでに立ち寄ろうというわけです。

本来、嬉しいんですが、資格試験のサラリーマン受験生なんで土日は貴重な勉強時間なんですよ、それで痛し痒し。

最近、勉強のペースが落ちてますし、会社では仕事マニアの課長の下でぐったり、これで土日も潰れると、あ~ぁ、最悪×

しかし、まあ、仕方ないですよねぇ。長い目で見れば、友達は大事ですし。

ということで、翌日、午後に落ち合い、喫茶店→→浅草見物と振り回され、あっという間に夕食。

居酒屋に入って、しばし歓談。すると、A君、何やらモジモジ…?

僕がどうした?と聞くと、A君、「あのさあ、もしよかったらさあ。せっかく久しぶりに東京に来て伸び伸びできたんで、浅草まで来たんだし、アッチの方どう?いや無理しなくていいけど」

冗談じゃありません。さすがに急に言われても、近くにある有名な高級温泉に入る金も時間も心の準備もありません。

その時、天の助け。A君の携帯が鳴り、奥さんからのチェック!

A君、「あっ、今、食事して、これから友達の家へ行くところ。先程、浅草寺でお参りを済ませました…ハハハ。」

まっ、A君、落ち着いたようです。それから、しばらく飲んで、僕の家に帰りました。

帰りの途中、「キャバクラいかが、お兄さん。」との呼び込みに、A君、ちょっと興味ありげにキョロキョロ。

僕、「立ち止まったら危ないよ。その気があると思われるよ。」と注意。

ようやく、家に辿り着いて、しばらくお茶とお菓子で歓談。そこで、ついに僕が資格試験の勉強していることを話したんです。

すると、A君、「そりゃ悪かったなぁ。ちょっと勉強したら。俺、テレビ見てるから気にしないでいいよ…。」と言ってくれたのです。

かたじけない、少し勉強することにしました。
テレビの音声くらいは我慢することにして。

すると、しばらくして、A君、「あっ、ちょっと悪い。もしかして、いいビデオ持ってない?」と言ってきたのです。

僕、「ソフトなビデオしか持ってない。グラビアセクシー系だけど。」

A君、「あっ、いいよそれで。ごめんな、もう静かにするから。」ということに。

ようやく落ち着いて、僕の方も勉強に集中しかけたところ、

A君、「スゲー、この子、高校生だろ、胸おっきいなあ!何て名前?100%美少女だなぁ。」と大声を上げたんです。

その時です、A君の携帯がピコピコ! 奥さんからのコール!!

A君、たまげて、「あっ、どうも。いや、今さあ、いろいろと友達と仕事の苦労話しててさあ。ホント、ためになるよ、持つべきものは良い友人だよなって、ハハハ。」

そして、奥さんから明日早く帰って来るように言われたみたいで、

A君、「はい、わかりました。早めに寝て、明日すぐ帰ります!お休みなさい。」

いや、奥さんコール、実にあざやかですね。僕の方はホント助かりました。

その後、A君、早々に寝て翌朝帰りました。

う~ん、持つべきものは良き友人、じゃなくて良き友人の妻!ですかね(笑)…p(^^)q!

ラジバンダリー

不景気のせいか最近は何でも節約、節約で僕の会社でも例外ではありません。

まず、暖房が午後6時で打ち切りになりました。

まっ、立ち回りの良い女性社員のA子さんなんかはそれを口実に「女性ってデリケートでしょ、体を冷やしたらいけないのよ。健康に悪いから残業はしません。」と上手く利用しちゃったんです。

また、B君なんかも「俺、早く帰ろう。間に合わない仕事は家に持ち帰ってやるさ。」とのこと。

困ったのは僕です。家では資格試験の勉強がありますし、寒い中、ある程度、残業しなくてはなりません。キビシィ~(*_*)!

仕方なく頑張るしかないのですが、例の仕事好きな課長が先日、僕とA子さんに「ちょっと残業して、付き合ってくれる?」と言うのです。

すかさずA子さん、「体調悪いし、寒くて困ります。」と打ち返しました。

すると、課長は、ニコッと笑って、「大丈夫、部長の部屋で打ち合わせだから。部長室には暖房あるんだよ、ヒヒヒ。」、何だか不気味な笑い。

仕方なく付き合わされましてね、8時まで・(:_;)
疲れましたねぇ。やっと終わり、トイレで偶然、部長と会ったんです。

すると、部長、「いやあ、困った、困った。最近、夕方になると必ずあの課長が来てさあ。いろいろと仕事の話をするんだよ。いつも長くて参ってんだ。」

僕、「部長の部屋、暖かいから、暖まりに来てるんですよ。」

部長、「そうだなあ。でも、暖房切っちゃうのも困るなあ。」

僕、「早く帰った方がいいですよ。」

部長、「6時前には必ず来るから、つかまったら最後、下手すりゃ9時まで居るよ。」

僕、「やっぱり暖房切った方がいいですよ。」

部長、「そうだなあ。部長も節約ってことでね。」

何だか気の毒でしたねぇ。仕事マニアの課長に付きまとわれて…仕事のことじゃ断れないしね。

さて、部屋に戻ると、A子さんが早速、帰り仕度。

さすがに暖房のない部屋は寒々としてまして、仕事どころじゃないですねえ…。

こんな寒い中、課長はまたもや終電まで残業のようです。

すると、A子さんが、「ちょっと、何か聞こえない?」というのです。

あっ、ツイタテの向こう側で課長の独り言が、異様なリズムで!

「泣いたり、笑ったりラジバンダリー、歌ったり、踊ったりラジバンダリー、怒ったり怒られたりラジバンダリー~」

課長、寒さを紛らわすために口ずさんでるんです。

A子、「ラジバンダリーって誰のセリフだっけ?芸人だったわよね。」

僕、「ダッチワイフ、…いや、ダブルダッチ!」

A子、「んっ、最初なんて言った? あんた、持ってんでしょ。」

僕、「とんでもない! 寒くて口が回らなかっただけ、間違いだよ。」

A子、「まあいいわ。でも、課長、どこでラジバンダリー覚えたんかしら…?」

確かに、仕事しか知らない課長がどこで? 七不思議です。

帰りぎわに、A子、「ダッチなんとか、課長に必要かもね。いい歳して一人だから。」

…さすがに何とも答えられませんでした。

いくらなんでも、一応、上司ですからねぇ。(苦笑)…(>_<)