New Acoustic Camp 2012 ヘッポコ記
New Acoustic Campの心当たりの無い一件で褒められながら、丸出しの生尻をペシペシ叩かれたことが嬉しかったです。
……
そんな夢で目を覚ます33才、OAUマネ 若松です。
目尻にはにじんだ涙がキラキラと光っていました。
今回は、このように終幕からしばらくたっても夢に出てくるNew Acoustic Camp 2012の模様をご紹介!!
しかし、開催日までの一週間をほぼ眠れなかったアタス。
おかげで当日は、淡色のお花畑でハイキングをしたり、金髪のセクスィーガールと微笑み合ったり、とそういう幻想もいっしょに楽しむことができました(照)
そんなわけで今回は、私がゆっくりとNACを楽しめなかったこともあり、素晴らしいカメラマンのみなさんの撮影した素敵な写真とともに、NACに初めて訪れたという”テイ”で、レポートしてみようと思います!
2012年9月22日 8:00
New Acoustic Camp 2012 開場!!!!
時折流れる高原の爽やかな風が、頬をくすぐります。
くすぐったいんです。ウキウキしている証しです!!
キャンプ道具を担いで、転がして、NACへチェック・イン!
水上高原のNACはどんな雰囲気なんかな~♪
エントランスを抜けると小さな古めかしい掲示板に地図がありました。
それは、昔からここに立っているみたいな雰囲気
場内のさりげない飾りが、なんだか落ち着く居心地良さを演出しています!
昔からある村にひょっこり遊びに来たような、少し懐かしい気分。
天気も快晴で、緑の芝生が目にも嬉しいコントラスト!
緑のものを見たり、遠くのものを見ると目が良くなるという話を聞いたことがあります!
その効力で僕の視力は5.0くらいになり、さらにゴルフ場の起伏で足腰も鍛えられるので、NACから帰る頃には大きなジャンプ力も手にすることでしょう。
BBQに用意した骨付きリブの骨を鼻の穴に横から通す勇気があれば完璧な部族の一員。
帰宅後、大黒柱として誇らしい家族との再会が待っています!!
そんな気持ちも心に、まず向かうのはキャンプサイト!
せっかくのキャンプイベントなのに、野ざらしで寝るのは醍醐味の一つをみすみす捨ててしまうようなものです。
射的の的が5cm前にあるのに、隣のテキヤのおじさんを撃ってしまう若気の至りに似てますね。
キャンプサイトも綺麗な景色となっていました!
そして子供の頃に秘密基地を作ったような気持ちで、テントを、否、大人の秘密基地を作っていきます!!
ん、大人の秘密基地って…あ、あ、あれですよ
こだわりのキャンプ道具に、快適なキャンピングライフを送るための設営や装飾で二日間の居住空間を作るのです!のほうです(汗)
基地が完成すると満足顔で場内探索!
飲食ブースやワークショップも沢山あって、NACはアコースティックライブだけではなく、会場にあるそれぞれを同列に楽しめるキャンプイベントなのでした!!
出店ブースは、他のフェスやイベントとは一味違ったお店が並んでいます。
どれも食べたい衝動でオロオロ。あんまり目移りしすぎたので、寄り目になってしまいました。
震災後、被災地での炊き出しに支援活動、東北ライブハウス大作戦 大船渡"LIVEHOUSE FREAKS"内に「RACCOS BURGER 2号店」をオープン予定のRACCOS BURGERでは「復興の鬼玉バーガー」を食べることができましたv
具には茨城県産のほうれん草が入っていて、パーワーアップ!!と同時に寄り目も元にもどりました!
茨城県笠間の小比賀石材さんの「石窯ピッツア」には、"ウマウマっ"と"ハフハフ"と"ピッツアピッツア"が交互に口からこぼれます。
サンドバッグが店内にある「ファイティング居酒屋きた東北」の絶品たこ焼き屋のブース
ここにはサンドバッグが無かったので店の周りでシャドーボクシングをしている人が30人くらいいました。いません。
でも店員さんは元ボクサーらしいので、教えてもらえたかも!
Harues Crapeには可愛い女性スタッフさんがたくさん!
お顔の写真が無かったので、そこは想像してくださいね。
クレープが美味しくて甘いのか、スタッフさんにトキメイテ甘いのか、それはとにかく胸が温かくなるクレープ!
ライブよりもこのブースの前にいて、ずっと声援を送りたかったです。
……
スタッフさんにボコボコにされますね。嫌いではないです。
このように魅力的な飲食ブースには地元水上の名産なども並んでいて、場内探索も早々にテンションがアゲアゲアゲポヨになったワケですが、さらに
シャッチャッ
と小気味良い音を辿り
「ろんちぼ」というラーメン屋へ!
暖簾の奥で発見したのは…
リズミカルに湯切りをするRONZI(OAU/BRAHMAN)!!!!
埼玉県鶴ヶ島市で営む「中華そば とんちぼ」さんとRONZIのコラボラーメンです!
なんと出演者自らお店を開いているとは…感動!!
食べるのがモッタイナイので、ラーメンをリュックに入れて家まで持って帰ろうと思いましたが、そこは33才妻子持ち!大黒柱としての自負が正気にもどしてくれました
飲食ブースをあとにして向かったのは、ワークショップのブースが立ち並ぶエリア!
先述の「東北ライブハウス大作戦」ブースに
支援物資を集める活動や被災地の瓦礫清掃、子供たちのために広場を公園にする手伝いなどを行なっている「幡ケ谷再生大学」のブース、と復興に携わるワークショップも展開していたのですが、
2011年の震災について、ゆったりとしたNACの空気、それを起こした自然の中で気構えなく触れ、学べることもできたのは、自宅でテレビやネットや新聞を見て考えるよりも、なにか体感的に記憶された気がして、あらためて自然に対する畏怖に身が引き締まった思いです。
ただ単に遊ぶってことだけじゃないのもNACの魅力の一つだなと思いながら歩いていると、聴こえてくる素敵なギターの音が集まる場所にたどり着きました!
ここは「Taylor Guitars」のギターが試奏できるブース
素敵な男性がギターを教えてくれています。ギターを弾けるってカッコイイなぁ、と思っていたら…
ギターの先生は、KOHKI(OAU/BRAHMAN)にMARTIN(OAU/Johnsons Motorcar)!!!!
なんと出演者自らギターを教えているとは…感動!!
ここで挑戦した事を少しづつ忘れるのがモッタイナイので、甲子園児のようにそこの土をリュックに入れて家まで持って帰ろうと思いましたが、そこは33才妻子持ち!大黒柱としての自負が正気にもどしてくれました
カチコッチカチコッチ
心地良い響きに導かれて足を進めますと、そこは「PATICA(パチカ)」という楽器を教えてくれるブースです
よし!またまた楽器に挑戦っ!!
と、パチカを鳴らしながら、それでもってクルクル回したり、放り投げてキャッチ&リリース!のパフォーマンスをする凄腕なオジサンにウキウキして、子犬のような瞳で近づいて行きますと
そのオジサンは、、いえ、先生はKAKUEI(OAU/L.E.D)!!!!
なんと出演者自ら楽器を教えているとは…再び感動!!
子供に戻ったようにパチカで遊んだ時間が終わってしまうのがモッタイナイので、KAKUEIをリュックに入れて家まで持って帰ろうと思いましたが、そこは33才妻子持ち!大黒柱としての自負が再び正気にもどしてくれました
飲食ブースと同じく、ワークショップもさまざまに楽しませてくれるNAC!
上の紹介の他にも書きたいところですが、あと一週間ぐらい書くのに時間がかかりそうなので……NACオフィシャルサイトでその魅力的な出店内容をご覧ください!!
飲食ブースでトキメイたり、アーティストの皆さんと食べたり飲んだり楽器を教えてもらったり
そして、アコースティックの音と高原の空気に全身を浄化されながら、、、はい、なんだか自分がちょっと爽やかないい人になった気分になったり、、、
そうしていると「あっ」と言う間に、陽は山の向こうに沈んでいて、月も朧に顔を出した夜がやって来ました。
ちょっとした灯りがついていて
それを少し反射してみせたり
それだけで、真っ暗闇の空間では、こんなにも綺麗な光のアートになっていました
それはテントサイトでも同様に
上に書いた日中の景色から表情を変え
ただ最小限の灯りを灯しているだけですのに
ここNAC村はほっと落ち着くような夜の街の景色になっています。
いかに普段、電気が過剰に使われているのか実感!
小さな光でも集まれば明るいんだな~、いらないものが多すぎるんだな~
と、つい山下清画伯のような口ぶりで、貼り絵でもしたいような、心が芸術を探求していくのがわかります!
こ、これが、、げ、げ、芸術の秋だぁぁぁ!!!!
そう叫びながらウホウホと踊って向かった先は、NAC1日目のトリ、OAUのステージ!
そう、お、お、音楽の秋だぁぁぁぁ!!!!ということなのです!!
朝から会場のいたるところで楽しませてくれたOAUメンバーのライブ
主催に名を連ねているだけあって、ステージでの言葉とNACで体感していることが重なります
TOSHI-LOW
「ゆるいフェスなんで、世界最高峰にゆるいフェスだと思うんで、特にルールはありません」
そして、仕切りもないんで、というようにほとんど見かけませんでした
本当に、ゆる~い
だけど逆に、参加している側もマナーを守ることを必然的に意識させられた気がします
TOSHI-LOW
「こう凄い綺麗な、芝生とか見てもらえれば分かるんですけど、普段たぶん、職人さんが手塩にかけて育ててくれてる芝生なんで、あのぉ最後まで、テント、ペグ抜き差しする時、ちょこっとだけそういう思い、踏みしめてあげてください」
そんな、気遣いの気持ちがイベント全体に流れていて、ひとりひとりが責任をもって参加しているフェスだったな~
そして、ゆる~い、のです
それが心に気持ち良く、清々しいというか…
だから良い人になった気分になったのかな? そうかも!
ライブは、そんなゆる~い感じ…
ではなく、雄壮に音が重なる曲を中心に、野外で体感するステージは、自然の雄大さを思い起こさせるような、それに抱かれ包まれるような、少し緊張感を含んだ時間
そこに、人の暖かさや優しさ、酔っぱらいの歓喜や子供たちの声援
お、お、音楽の秋だぁぁぁぁ!!!!と、叫ぶ人や
ちゃ、ちゃ、チャッラーン!こん平でーす!!!!と、叫ぶ人
そんな人は、いませんね
と、熱に溢れた空間でした
先程、自然の雄大さを思い起こすと書きましたが、こんな話もありました
TOSHI-LOW
「自然の恵みがあるってことは、自然の恵みを頂いているということ
自然の恵みを頂いている代わりに、自然の災いももちろん貰うんだという 」
「2011年3月11日に教わったっちゅうことは、何なのかなっていう
俺たちの制御が効かない、そいう自然がある
そういうものを、やっぱ次の世代にちゃんと伝えなければいけない 」
「お祭りとか日本に元々あるお祭りとかそういうのは、災害の対策であったっていう説もあって
…略…
今日もお祭りの一個だと思っています
みんなで協力しあって助け合えばなんとかなんじゃねぇかって、俺は信じてます
どんな災害があっても、なんとか三日ぐらい生き延びれる力があれば、必ず助け来るんで、
それをちゃんと教えてもらって、教えてあげてください 」
ここでは、ただただフェスに来てキャンプをして楽しんで帰るだけではないということが、
OAUメンバーのライブからも伝わりました
台風や地震に竜巻、そして津波など、災害の多いこの”日本で生きる”ということはどういうことなのでしょう
そんなことについて、NACは、自然と畏怖を込めて向き合うということ、、そこで生きているということの原点を見つめ過去から学ぶということを、改めて教えてくてる場所でもあるんだと実感が湧いてきた夜更け
そして、自然の恵み、仲間たち、家族、いろんなことに感謝して、大切にして生きたいと心が奮えた、次のTOSHI-LOWの言葉で最後の曲となりました
「どんだけ技術が高まろうが、助け合い生き延びることができようが
必ず、別れは来ます 」
それは、災害に限らず、「人は死ぬ」ということ
テントを共に建て、料理を一緒に作り、バカ話をし飲み明かした仲間との
ちいさな歩幅でキャンプ場を歩き、愛くるしい笑顔も泣きじゃくるクシャクシャの顔もたくさん見せてくれた家族との
別れが必ずやってくるいうこと
そして、それは突然かもしれない
生きているという奇跡の連続をひとつひとつ大切に
そう、教えてもらいました
あ、MARTINもなにか話してしましたが、、、
都合でホテル取っちゃったんだけど、もうだいぶ飲んでるんで、たぶんそこらへんの芝生で寝ますといったようなことを……
だもんで見つけたら、キャベツを布団のように敷き詰めてすこしでも暖をとってもらおうと思います。
芝生と色が同化して、もう発見されないかもしれませんね。
ということでTOSHI-LOWの言葉に奮起!楽しむことも精一杯に!!
そして迎えたのがNAC名物のフォークダンス!
ふぉ、ふぉ、フォークダンスの秋だぁぁぁぁ!!!!
…
それは聞いたことありませんが
大盛り上りで、モッシュ!モッシュ!のサークル出現!!
その途中にはステージにTOSHI-LOW?
いえ、幡ケ谷再生大学 第三分団 団長がご登場で…て、手には「用心棒」と書かれたバット…
そういえばOAUのライブ中に
「ここにルールはないけど、ルールを破った人がいたら連れてきてください。
警察とか公安のとこには突き出しません。
えー、拳、肘、膝、すべてを使いまして法以外の裁きで裁かせてもらいます 」
とおっしゃっていました(怖;)
ですが、バットとは聞いてません…
まさに【 鬼 】……
そんな鬼様が壇上に誰かを呼び上げるではないですか
こんな紹介で…
「かわいいやつだけど数年後には廃炉にしてやりたいと思ってる」
それは福井県から起こしの高速増殖炉もんじゅ君!でしただよ
そして、ここからまさかの「もんじゅ君音頭」のはじまりでしただよ!
か~ら~の~
全員で
再びモッシュモッシュモッシュモッシュ!!!!
歓喜とともにフォークダンスでNAC一日目は幕を降ろしました
キャンドルの灯にもうっとりと、、、
さて、NACの一日目が幕を降ろしたはずですが
それは、思い過ごしでした…
これから、宴が最高潮に!
BBQに!!
出店ブースでも!!
「磯蔵酒造」のお酒は、秋の高原の夜に、セニョ~ルな殿方に、お酒の弱いマドモアゼ~ルにも、甘美なひとときを御もてなし!美味い!!!!
そんな磯蔵酒造の店主を引き連れるTOSHI-LOWを発見し、ついて行きますと、そこは「酒とロック」のブース
ここで、急遽「歌本ナイト」が開催とのこと!!
(写真:左から酒とロック店主 箭内道彦さん、TOSHI-LOW、磯蔵酒造店主)
そして、この企画に登場した方々が豪華!
TOSHI-LOWにRONZI、福原美穂さん、菅原卓郎さん(9mm Parabellum Bullet)、YAMATOさん(ORANGE RANGE)にNAOTOさん(ORANGE RANGE)、うつみようこさんに渡辺俊美さん、店主箭内道彦さんにBRAHMAN
500円の定食を食べに行ったら、フレンチのコースが出てきた!
そんな、サプライズと豪華さです!!
こうして、ようやくNAC一日目の灯が落ちるのでした(満腹)
二日目は心地良いスチールパンの音で目が覚めます
KAKUEIのモーニングスチールパン
続いて…
謎のモンゴルマン師弟によるラジオ体操と、どう見ても忍者の衣装を着た人による太極拳…
なんでしょうか、これ…
でも、すごく良い朝、一日のスタートです!
そして、NACの空を
1、2、3っで
色とりどりのマーブル色に染めた「BIG THROW」!!
しとしとと雨が落ちていたNACの二日目
雨の中も元気な子供たちの声を耳に残しながら
9/23 16:30 終演
さようなら、New Acoustic Camp 2012!!
ありがとう、New Acoustic Camp 2012!!
トイレはしっかり準備してね、New Acoustic Camp 2013!!
またね、New Acoustic Camp 2013!!
ということでございまして、以上がNACのレポートでございました(ヘッポコ)/
トイレについてふれましたが、運営で至らない点も多々ございましたが、ご来場の皆さんにも支えられて、遊び、飲み、食べ、楽しんでいただけた今年のNew Acoustic Campであったと思っております!
何より、どこにいっても笑顔に出会えて嬉しかった!!!!
アコースティックのスペシャル編成で出演いただいたアーティストの皆さん、飛び入り参加などサプライズもたくさん起こって、本当に盛り上げていただきました!
飲食やワークショップブースでも、それぞれに趣向が凝らされ、その前を歩くだけでも楽しかった!
そして、ご来場いただいた皆さんがいてこそ、New Acoustic Campを共につくっていただいかからこその、充実した2日間であったと思います!
あらためまして、ここに集っていただいた全ての皆さまに感謝いたします!!!!
ありがとうございました!!!!!!!
秋の木立と色う葉の匂い、風に踊る生楽器の息づかい
余計なものはいらない、アウトドアという贅沢
New Acoustic Campの山と音の遊び方
青い星の営みと共に、山に浸る、食う寝る遊ぶ
ゆっくりと流れる時間は、のどかな水上高原の二日間
秘密基地はテントとこだわりの道具に
やわらかい小さな手は優しい温かな手に
かつての"外遊び"は"大人の贅沢"へ
当日の模様を収めた1時間特番!
M-ON! SPECIAL 「音楽×アウトドア」~New Acoustic Camp 2012~
10/28(日)18:00-19:00放送
リピート放送
11/3(土)22:00-23:00
11/11(日)20:00-21:00
New Acoustic Camp 2012の模様を綴ったアルバムをオフィシャルFacebookにて公開!
気に入った写真は【いいね!】で友達にも教えてあげて下さいね!
http://www.facebook.com/NewAcousticCamp/photos_albums
撮影:JON.../石井亜希/八尾武志/五十嵐 絢也
長文にお付き合い頂きまして、ありがとうございました(ヘ、ヘ、ヘックション)/
(((ヘッポコ)))/
……
そんな夢で目を覚ます33才、OAUマネ 若松です。
目尻にはにじんだ涙がキラキラと光っていました。
今回は、このように終幕からしばらくたっても夢に出てくるNew Acoustic Camp 2012の模様をご紹介!!
しかし、開催日までの一週間をほぼ眠れなかったアタス。
おかげで当日は、淡色のお花畑でハイキングをしたり、金髪のセクスィーガールと微笑み合ったり、とそういう幻想もいっしょに楽しむことができました(照)
そんなわけで今回は、私がゆっくりとNACを楽しめなかったこともあり、素晴らしいカメラマンのみなさんの撮影した素敵な写真とともに、NACに初めて訪れたという”テイ”で、レポートしてみようと思います!
2012年9月22日 8:00
New Acoustic Camp 2012 開場!!!!
時折流れる高原の爽やかな風が、頬をくすぐります。
くすぐったいんです。ウキウキしている証しです!!
キャンプ道具を担いで、転がして、NACへチェック・イン!
水上高原のNACはどんな雰囲気なんかな~♪
エントランスを抜けると小さな古めかしい掲示板に地図がありました。
それは、昔からここに立っているみたいな雰囲気
場内のさりげない飾りが、なんだか落ち着く居心地良さを演出しています!
昔からある村にひょっこり遊びに来たような、少し懐かしい気分。
天気も快晴で、緑の芝生が目にも嬉しいコントラスト!
緑のものを見たり、遠くのものを見ると目が良くなるという話を聞いたことがあります!
その効力で僕の視力は5.0くらいになり、さらにゴルフ場の起伏で足腰も鍛えられるので、NACから帰る頃には大きなジャンプ力も手にすることでしょう。
BBQに用意した骨付きリブの骨を鼻の穴に横から通す勇気があれば完璧な部族の一員。
帰宅後、大黒柱として誇らしい家族との再会が待っています!!
そんな気持ちも心に、まず向かうのはキャンプサイト!
せっかくのキャンプイベントなのに、野ざらしで寝るのは醍醐味の一つをみすみす捨ててしまうようなものです。
射的の的が5cm前にあるのに、隣のテキヤのおじさんを撃ってしまう若気の至りに似てますね。
キャンプサイトも綺麗な景色となっていました!
そして子供の頃に秘密基地を作ったような気持ちで、テントを、否、大人の秘密基地を作っていきます!!
ん、大人の秘密基地って…あ、あ、あれですよ
こだわりのキャンプ道具に、快適なキャンピングライフを送るための設営や装飾で二日間の居住空間を作るのです!のほうです(汗)
基地が完成すると満足顔で場内探索!
飲食ブースやワークショップも沢山あって、NACはアコースティックライブだけではなく、会場にあるそれぞれを同列に楽しめるキャンプイベントなのでした!!
出店ブースは、他のフェスやイベントとは一味違ったお店が並んでいます。
どれも食べたい衝動でオロオロ。あんまり目移りしすぎたので、寄り目になってしまいました。
震災後、被災地での炊き出しに支援活動、東北ライブハウス大作戦 大船渡"LIVEHOUSE FREAKS"内に「RACCOS BURGER 2号店」をオープン予定のRACCOS BURGERでは「復興の鬼玉バーガー」を食べることができましたv
具には茨城県産のほうれん草が入っていて、パーワーアップ!!と同時に寄り目も元にもどりました!
茨城県笠間の小比賀石材さんの「石窯ピッツア」には、"ウマウマっ"と"ハフハフ"と"ピッツアピッツア"が交互に口からこぼれます。
サンドバッグが店内にある「ファイティング居酒屋きた東北」の絶品たこ焼き屋のブース
ここにはサンドバッグが無かったので店の周りでシャドーボクシングをしている人が30人くらいいました。いません。
でも店員さんは元ボクサーらしいので、教えてもらえたかも!
Harues Crapeには可愛い女性スタッフさんがたくさん!
お顔の写真が無かったので、そこは想像してくださいね。
クレープが美味しくて甘いのか、スタッフさんにトキメイテ甘いのか、それはとにかく胸が温かくなるクレープ!
ライブよりもこのブースの前にいて、ずっと声援を送りたかったです。
……
スタッフさんにボコボコにされますね。嫌いではないです。
このように魅力的な飲食ブースには地元水上の名産なども並んでいて、場内探索も早々にテンションがアゲアゲアゲポヨになったワケですが、さらに
シャッチャッ
と小気味良い音を辿り
「ろんちぼ」というラーメン屋へ!
暖簾の奥で発見したのは…
リズミカルに湯切りをするRONZI(OAU/BRAHMAN)!!!!
埼玉県鶴ヶ島市で営む「中華そば とんちぼ」さんとRONZIのコラボラーメンです!
なんと出演者自らお店を開いているとは…感動!!
食べるのがモッタイナイので、ラーメンをリュックに入れて家まで持って帰ろうと思いましたが、そこは33才妻子持ち!大黒柱としての自負が正気にもどしてくれました
飲食ブースをあとにして向かったのは、ワークショップのブースが立ち並ぶエリア!
先述の「東北ライブハウス大作戦」ブースに
支援物資を集める活動や被災地の瓦礫清掃、子供たちのために広場を公園にする手伝いなどを行なっている「幡ケ谷再生大学」のブース、と復興に携わるワークショップも展開していたのですが、
2011年の震災について、ゆったりとしたNACの空気、それを起こした自然の中で気構えなく触れ、学べることもできたのは、自宅でテレビやネットや新聞を見て考えるよりも、なにか体感的に記憶された気がして、あらためて自然に対する畏怖に身が引き締まった思いです。
ただ単に遊ぶってことだけじゃないのもNACの魅力の一つだなと思いながら歩いていると、聴こえてくる素敵なギターの音が集まる場所にたどり着きました!
ここは「Taylor Guitars」のギターが試奏できるブース
素敵な男性がギターを教えてくれています。ギターを弾けるってカッコイイなぁ、と思っていたら…
ギターの先生は、KOHKI(OAU/BRAHMAN)にMARTIN(OAU/Johnsons Motorcar)!!!!
なんと出演者自らギターを教えているとは…感動!!
ここで挑戦した事を少しづつ忘れるのがモッタイナイので、甲子園児のようにそこの土をリュックに入れて家まで持って帰ろうと思いましたが、そこは33才妻子持ち!大黒柱としての自負が正気にもどしてくれました
カチコッチカチコッチ
心地良い響きに導かれて足を進めますと、そこは「PATICA(パチカ)」という楽器を教えてくれるブースです
よし!またまた楽器に挑戦っ!!
と、パチカを鳴らしながら、それでもってクルクル回したり、放り投げてキャッチ&リリース!のパフォーマンスをする凄腕なオジサンにウキウキして、子犬のような瞳で近づいて行きますと
そのオジサンは、、いえ、先生はKAKUEI(OAU/L.E.D)!!!!
なんと出演者自ら楽器を教えているとは…再び感動!!
子供に戻ったようにパチカで遊んだ時間が終わってしまうのがモッタイナイので、KAKUEIをリュックに入れて家まで持って帰ろうと思いましたが、そこは33才妻子持ち!大黒柱としての自負が再び正気にもどしてくれました
飲食ブースと同じく、ワークショップもさまざまに楽しませてくれるNAC!
上の紹介の他にも書きたいところですが、あと一週間ぐらい書くのに時間がかかりそうなので……NACオフィシャルサイトでその魅力的な出店内容をご覧ください!!
飲食ブースでトキメイたり、アーティストの皆さんと食べたり飲んだり楽器を教えてもらったり
そして、アコースティックの音と高原の空気に全身を浄化されながら、、、はい、なんだか自分がちょっと爽やかないい人になった気分になったり、、、
そうしていると「あっ」と言う間に、陽は山の向こうに沈んでいて、月も朧に顔を出した夜がやって来ました。
ちょっとした灯りがついていて
それを少し反射してみせたり
それだけで、真っ暗闇の空間では、こんなにも綺麗な光のアートになっていました
それはテントサイトでも同様に
上に書いた日中の景色から表情を変え
ただ最小限の灯りを灯しているだけですのに
ここNAC村はほっと落ち着くような夜の街の景色になっています。
いかに普段、電気が過剰に使われているのか実感!
小さな光でも集まれば明るいんだな~、いらないものが多すぎるんだな~
と、つい山下清画伯のような口ぶりで、貼り絵でもしたいような、心が芸術を探求していくのがわかります!
こ、これが、、げ、げ、芸術の秋だぁぁぁ!!!!
そう叫びながらウホウホと踊って向かった先は、NAC1日目のトリ、OAUのステージ!
そう、お、お、音楽の秋だぁぁぁぁ!!!!ということなのです!!
朝から会場のいたるところで楽しませてくれたOAUメンバーのライブ
主催に名を連ねているだけあって、ステージでの言葉とNACで体感していることが重なります
TOSHI-LOW
「ゆるいフェスなんで、世界最高峰にゆるいフェスだと思うんで、特にルールはありません」
そして、仕切りもないんで、というようにほとんど見かけませんでした
本当に、ゆる~い
だけど逆に、参加している側もマナーを守ることを必然的に意識させられた気がします
TOSHI-LOW
「こう凄い綺麗な、芝生とか見てもらえれば分かるんですけど、普段たぶん、職人さんが手塩にかけて育ててくれてる芝生なんで、あのぉ最後まで、テント、ペグ抜き差しする時、ちょこっとだけそういう思い、踏みしめてあげてください」
そんな、気遣いの気持ちがイベント全体に流れていて、ひとりひとりが責任をもって参加しているフェスだったな~
そして、ゆる~い、のです
それが心に気持ち良く、清々しいというか…
だから良い人になった気分になったのかな? そうかも!
ライブは、そんなゆる~い感じ…
ではなく、雄壮に音が重なる曲を中心に、野外で体感するステージは、自然の雄大さを思い起こさせるような、それに抱かれ包まれるような、少し緊張感を含んだ時間
そこに、人の暖かさや優しさ、酔っぱらいの歓喜や子供たちの声援
お、お、音楽の秋だぁぁぁぁ!!!!と、叫ぶ人や
ちゃ、ちゃ、チャッラーン!こん平でーす!!!!と、叫ぶ人
そんな人は、いませんね
と、熱に溢れた空間でした
先程、自然の雄大さを思い起こすと書きましたが、こんな話もありました
TOSHI-LOW
「自然の恵みがあるってことは、自然の恵みを頂いているということ
自然の恵みを頂いている代わりに、自然の災いももちろん貰うんだという 」
「2011年3月11日に教わったっちゅうことは、何なのかなっていう
俺たちの制御が効かない、そいう自然がある
そういうものを、やっぱ次の世代にちゃんと伝えなければいけない 」
「お祭りとか日本に元々あるお祭りとかそういうのは、災害の対策であったっていう説もあって
…略…
今日もお祭りの一個だと思っています
みんなで協力しあって助け合えばなんとかなんじゃねぇかって、俺は信じてます
どんな災害があっても、なんとか三日ぐらい生き延びれる力があれば、必ず助け来るんで、
それをちゃんと教えてもらって、教えてあげてください 」
ここでは、ただただフェスに来てキャンプをして楽しんで帰るだけではないということが、
OAUメンバーのライブからも伝わりました
台風や地震に竜巻、そして津波など、災害の多いこの”日本で生きる”ということはどういうことなのでしょう
そんなことについて、NACは、自然と畏怖を込めて向き合うということ、、そこで生きているということの原点を見つめ過去から学ぶということを、改めて教えてくてる場所でもあるんだと実感が湧いてきた夜更け
そして、自然の恵み、仲間たち、家族、いろんなことに感謝して、大切にして生きたいと心が奮えた、次のTOSHI-LOWの言葉で最後の曲となりました
「どんだけ技術が高まろうが、助け合い生き延びることができようが
必ず、別れは来ます 」
それは、災害に限らず、「人は死ぬ」ということ
テントを共に建て、料理を一緒に作り、バカ話をし飲み明かした仲間との
ちいさな歩幅でキャンプ場を歩き、愛くるしい笑顔も泣きじゃくるクシャクシャの顔もたくさん見せてくれた家族との
別れが必ずやってくるいうこと
そして、それは突然かもしれない
生きているという奇跡の連続をひとつひとつ大切に
そう、教えてもらいました
あ、MARTINもなにか話してしましたが、、、
都合でホテル取っちゃったんだけど、もうだいぶ飲んでるんで、たぶんそこらへんの芝生で寝ますといったようなことを……
だもんで見つけたら、キャベツを布団のように敷き詰めてすこしでも暖をとってもらおうと思います。
芝生と色が同化して、もう発見されないかもしれませんね。
ということでTOSHI-LOWの言葉に奮起!楽しむことも精一杯に!!
そして迎えたのがNAC名物のフォークダンス!
ふぉ、ふぉ、フォークダンスの秋だぁぁぁぁ!!!!
…
それは聞いたことありませんが
大盛り上りで、モッシュ!モッシュ!のサークル出現!!
その途中にはステージにTOSHI-LOW?
いえ、幡ケ谷再生大学 第三分団 団長がご登場で…て、手には「用心棒」と書かれたバット…
そういえばOAUのライブ中に
「ここにルールはないけど、ルールを破った人がいたら連れてきてください。
警察とか公安のとこには突き出しません。
えー、拳、肘、膝、すべてを使いまして法以外の裁きで裁かせてもらいます 」
とおっしゃっていました(怖;)
ですが、バットとは聞いてません…
まさに【 鬼 】……
そんな鬼様が壇上に誰かを呼び上げるではないですか
こんな紹介で…
「かわいいやつだけど数年後には廃炉にしてやりたいと思ってる」
それは福井県から起こしの高速増殖炉もんじゅ君!でしただよ
そして、ここからまさかの「もんじゅ君音頭」のはじまりでしただよ!
か~ら~の~
全員で
再びモッシュモッシュモッシュモッシュ!!!!
歓喜とともにフォークダンスでNAC一日目は幕を降ろしました
キャンドルの灯にもうっとりと、、、
さて、NACの一日目が幕を降ろしたはずですが
それは、思い過ごしでした…
これから、宴が最高潮に!
BBQに!!
出店ブースでも!!
「磯蔵酒造」のお酒は、秋の高原の夜に、セニョ~ルな殿方に、お酒の弱いマドモアゼ~ルにも、甘美なひとときを御もてなし!美味い!!!!
そんな磯蔵酒造の店主を引き連れるTOSHI-LOWを発見し、ついて行きますと、そこは「酒とロック」のブース
ここで、急遽「歌本ナイト」が開催とのこと!!
(写真:左から酒とロック店主 箭内道彦さん、TOSHI-LOW、磯蔵酒造店主)
そして、この企画に登場した方々が豪華!
TOSHI-LOWにRONZI、福原美穂さん、菅原卓郎さん(9mm Parabellum Bullet)、YAMATOさん(ORANGE RANGE)にNAOTOさん(ORANGE RANGE)、うつみようこさんに渡辺俊美さん、店主箭内道彦さんにBRAHMAN
500円の定食を食べに行ったら、フレンチのコースが出てきた!
そんな、サプライズと豪華さです!!
こうして、ようやくNAC一日目の灯が落ちるのでした(満腹)
二日目は心地良いスチールパンの音で目が覚めます
KAKUEIのモーニングスチールパン
続いて…
謎のモンゴルマン師弟によるラジオ体操と、どう見ても忍者の衣装を着た人による太極拳…
なんでしょうか、これ…
でも、すごく良い朝、一日のスタートです!
そして、NACの空を
1、2、3っで
色とりどりのマーブル色に染めた「BIG THROW」!!
しとしとと雨が落ちていたNACの二日目
雨の中も元気な子供たちの声を耳に残しながら
9/23 16:30 終演
さようなら、New Acoustic Camp 2012!!
ありがとう、New Acoustic Camp 2012!!
トイレはしっかり準備してね、New Acoustic Camp 2013!!
またね、New Acoustic Camp 2013!!
ということでございまして、以上がNACのレポートでございました(ヘッポコ)/
トイレについてふれましたが、運営で至らない点も多々ございましたが、ご来場の皆さんにも支えられて、遊び、飲み、食べ、楽しんでいただけた今年のNew Acoustic Campであったと思っております!
何より、どこにいっても笑顔に出会えて嬉しかった!!!!
アコースティックのスペシャル編成で出演いただいたアーティストの皆さん、飛び入り参加などサプライズもたくさん起こって、本当に盛り上げていただきました!
飲食やワークショップブースでも、それぞれに趣向が凝らされ、その前を歩くだけでも楽しかった!
そして、ご来場いただいた皆さんがいてこそ、New Acoustic Campを共につくっていただいかからこその、充実した2日間であったと思います!
あらためまして、ここに集っていただいた全ての皆さまに感謝いたします!!!!
ありがとうございました!!!!!!!
秋の木立と色う葉の匂い、風に踊る生楽器の息づかい
余計なものはいらない、アウトドアという贅沢
New Acoustic Campの山と音の遊び方
青い星の営みと共に、山に浸る、食う寝る遊ぶ
ゆっくりと流れる時間は、のどかな水上高原の二日間
秘密基地はテントとこだわりの道具に
やわらかい小さな手は優しい温かな手に
かつての"外遊び"は"大人の贅沢"へ
当日の模様を収めた1時間特番!
M-ON! SPECIAL 「音楽×アウトドア」~New Acoustic Camp 2012~
10/28(日)18:00-19:00放送
リピート放送
11/3(土)22:00-23:00
11/11(日)20:00-21:00
New Acoustic Camp 2012の模様を綴ったアルバムをオフィシャルFacebookにて公開!
気に入った写真は【いいね!】で友達にも教えてあげて下さいね!
http://www.facebook.com/NewAcousticCamp/photos_albums
撮影:JON.../石井亜希/八尾武志/五十嵐 絢也
長文にお付き合い頂きまして、ありがとうございました(ヘ、ヘ、ヘックション)/
(((ヘッポコ)))/