○トンのオモイ!軽くなった僕のアタマ・・・ | BRAHMAN/OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND official blog Powered by Ameba

○トンのオモイ!軽くなった僕のアタマ・・・

いや~、覚えていない


記憶が無い

上着もない




先日、6/20に下北沢SHELTERで行われBRAHMANが出演いたしました「黒木屋 Idol Punch presents VIOLENT POPS vol.47」



普段働いていらっしゃる仕事着でのご入場

そして、ご用意いたしました被災地の食材やお酒を山ほど飲み食いし、英気を養い、

明日への復興への力とするべく開催されたこのイベント!


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メンバーやスタッフにもお客さんからのお酒をふるまっていただき


私も8杯くらいまではね、元気だった


はず・・・



17:00に開場しましたが、その1時間半後からライブが終わるまでの記憶がございません。。。


OAUマネ 若松ですヾ(@^▽^@)ノ



いろんな写真で自分の醜態を見せられて・・・o(〃^▽^〃)o



落ち込んでいますо(ж>▽<)y ☆





ということで、、、

この日のことは覚えていないので・・・




覚えている最近のことを書いていきまーす('-^*)/



まずは6月10日、渋谷DUOにてNew Acoustic Campのプレイベントが行われました!

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会場内はNew Acoustic Campの雰囲気漂う装飾に、昨年のキャンプでも出店していただいた魚THEユニバースさんの飲食ブース、そして「BIG THROW」で大空に投げるフリスビーのブースなど、10月の本番へ期待が高まるイベントになったのではないでしょうか?


梅雨の晴れ間のゆっくりとした夜

OAUのライブも

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(撮影:石井亜希)

じっくりとお楽しみいただけたと思います!!

6月1日に発売されたばかりのミニアルバム「夢の跡」の収録曲もほとんど演奏しました!

いかがでしたか?



New Acoustic Camp2011は10月15日、16日

道志の森キャンプ場(山梨県道志村)にて開催いたしますので、是非遊びにお越しください!!



第一弾出演アーティストや早割チケットの詳細は下記まで。

New Acoustic Campオフィシャルサイト





6月12日にはBRAHMANのライブ



”POWER STOCK in 宮古市魚菜市場 駐車場”

に出演いたしました!!


岩手県宮古市で行われた、地元の方々にむけてのフリーライブです!



宮古市 山本市長のあいさつに始まり

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Idol Punch, OVER ARM THROW, The Yasuno N°5 Group, 10-FEET, LOW IQ & THE BEAT BREAKER, 吉村秀樹(bloodthirsty butchers), BRAHMAN, KEN YOKOYAMA, SION with Bun Matsuda, 氣志團, SLANGに地元宮古出身の雷矢YASUOさんの乱入!

と次々とバンドが登場!


ちいさな子供たち、お父さんお母さん、お年寄りのみなさん


・・・大丈夫ですか?


と、、、いろんな意味で濃い~バンドが集結したわけですが、




最初から最後まで




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大盛況!!!!



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出店や


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支援物資を配ったり


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そして、いつも岡山でお世話になっているラコスバーガーの炊き出しには長蛇の列が出来ていました!




そのラコスバーガーのRACCOさんのバンド「idol punch」

いつものとおり水着一丁のメンバーもそのままに


トップバッターで会場を盛り上げた訳ですが、、、




その際中、ずいぶんとお年を召されたおばあさま2人組にこんな質問をされました。



「あの人たちはなんていう人たち?」



これは、たぶん苦情だ!



公衆の面前であの恰好だもんね・・・








だからはっきり言ってやりましたよ!!




「アイドル パンチという名前のバンドです」って。








そしたらおばあさま方






「いいバンドですねっ。覚えておきます」




って(涙)。





どんな見た目だって、どんな音を鳴らしてたって




でも、被災地の地元の方々への想いはひとつな訳で




ここに集まったバンドマンのライブが、すこしでも地元の方々の力になったのなら、嬉しいなぁ




それから大槌町にあったGRAACAのボス、プロ格闘家 平野仁さんとの再会もありました。


道場は津波に流され、練習場所も無いとのことでしたが身体はガッシリ締まったまま!


震災後、僕は練習が出来ていないって話をしたら



道場が無くても筋トレできるっ


あまいなぁ~


って一喝されまして・・・


体育館とかで練習できないんですか?って尋ねたら


公共施設は避難所になってるんだよって。



つくづく自分が情けない


平野さん、大変申し訳ございませんでした。



もう自分で自分に「カァーツっ!! 大喝!!」



平野さんのブログには震災時の様子などが真摯に記されています。

記事内の東日本大震災のタグをリンクしましたので、御一読ください。
グラアカ・ボスの日記




しかし、平野さんからの一喝にしかり、この会場に集まったお客さんしかり、どうもいつも被災地に行くと

自分の方が、地元のみなさんの前向きな活力から元気をいただいております(トホホ)。



負けないように頑張らねば!喝っ!!




そして、この機会に声をかけていただいたSLANGのKOさん、ありがとうございました。

また、各東北地方から、札幌から駆け付けたスタッフ関係者の有志の皆さん

本当にお疲れ様でした。







ライブが終わり会場の片付けもひと段落しますと、


いわきの内郷げんこつ会 GUN-CHANGさんに運んでいただいた『米騒動』の物資を、ラコスバーガー号へと積み替え作業!


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idol punchのZillowさんに、物資募集にもご協力いただいたbloodthirsty butchers吉村さん、そしてTHE BACK HORN光舟さんにバンドマンのファンになってくれた地元のちびっこ達も参加して、賑やかな米担ぎ!!


このバトンタッチのあとは、RACCOさんが炊き出しと共に避難所に届けてくださいました!
(RACCOさんツイッター @IdolPunchRacco

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GUN-CHANGさん、RACCOさん、ありがとうございました!


このように、先月に行ったオペレーション米騒動に集められた皆さんの善意は届けられています。



GUN-CHANGさんはさらに、岩手県・福島県のまちへ

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そして下館マムシ会のノリヤスさんには宮城県のまちへ

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宮古では、あのパンクロックカレーでもお馴染の太田屋肉店の社長さんの手で地元の皆さんへと

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たくさんの想いが、地元のご協力者のみなさんのお力添えと共に繋がっています。




また米騒動の延長期間にもたくさんのお米を届けていただいておりましたので、少しではございますが紹介させていただきます。


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岩田圭市さん(7STARS DESIGN)


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山口さん(Niw! Records)


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山本さん(SMASH)

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長野県松本市の有志達
(バンド仲間の矢嶋さん mole hallと吉江さん、赤羽さんと相澤病院の皆さん、農家の皆さん)


ANDREWさん(RISE,FUCK YOU HEROES,FULLSCRATCH,BBQ CHICKENS/ TIGHT RECORDS)
KENJIさん(UP HOLD)
DAWAさん(FLAKE RECORDS)
吉川英明さん(映像ディレクター)
吉田さん(SEEZ RECORDS、チームTHE BAWDIES)
POSTERIZEさん
向井さん(新大久保 EARTHDOM)
松木さん(レッドロカット)
山田さん(INCLUSIVE)



さらに

あの

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花見ちゃんからもっ!



そして

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この他、計22個の炊飯器を、ご賛同をいただき送っていただきました

三原康裕さん(株ソスウインターナショナル)
陵本望援さん(株ソスウインターナショナル)
神野敬久さん、舞子さん(いまじん)
坂本真澄さん(スタイリスト)
加藤弘太郎さん
中原貴志さん
株式会社イーターさん
CENTO COSEさん(静岡県掛川)
INTERNATIONAL RELATIONさん(岡山県)

最後に
b-studio in Ginzaさん

ありがとうございました!


この炊飯器もお米といっしょに被災地へ届けさせていただきました。


ご紹介出来なかったたくさんの方々につきましても、この度のご賛同、誠にありがとうございました!!




調味料も

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こんなに!



そして



オペレーション米騒動に集まった皆さんの想いは



なんとっ




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10トンっっっ!!!!



本当に本当に



こんなにもたくさんのご賛同をいただきまして




あらためまして皆様に深く感謝の意を申し上げます。


本当にありがとうございました!!!!







お話は、もうすこし。




前述の宮古でのライブの翌日



BRAHMAN一行は海沿いを抜け、支援物資を届けに南三陸町に向かいました。







その道中で目にした


沿岸部の街は


いえ、



海からずいぶんと離れた街さえも




依然として瓦礫の山で



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まだ、なにも・・・・・・・・・・





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ここは本当に街だったのでしょうか?


恋人達が手をつないで歩いていたんでしょうか?


家族の団欒があったのでしょうか?


孫を見守る優しい顔があったのでしょうか?


子供たちのはしゃぐ声があったのでしょうか?





人生があったのでしょうか?





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撮影:三吉ツカサ blog/Twitter



そこには


すべてが


ひとつひとつの


それぞれの


個人個人の



人生が

あったんですよね




ツイッターでの記録をまとめていますので、ほとんど報道されることも無くなった、震災から3カ月の”今”をしっかりとご覧ください。

ツイート写真のまとめ→ @tacticsrecords


私たちはこれを語り継ぐことも使命だと思います。

そして復興への糧としていただきたいと思います。


津波の荒々しい爪痕を眼前にして、これからの時代のこの日本に生きるということはどういうことかを、再び気付かされました。








日が落ちたころ、南三陸町へ到着いたしました




自分たちのもとにあった残りのお米を

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南三陸町歌津 平成の森にて

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この地域で支援活動をされている及川さんへ託しました。

(オペレーション米騒動の詳細はこちら






今回集めた「 お米 」


被災地では余っているとの報道もありました



しかし、


その余っているとされるお米さえ手に入れることが困難な方々が、まだ当然のようにおられます。



配給先に取り行くことが出来ないおじいちゃん、おばあちゃん


在宅避難を余儀なくされ

お米を買っている方々


ただ家が残っているというだけで、収入の見通しも無く・・・



そんな方々がたくさんおられます



米騒動の最初にも言いましたが、お米は長いこの国の歴史の中で育まれた「日本人の心」だと思います



口にすれば、ひと時であったとしても心が喜ぶ



そんな一膳であったり



お米を買うはずだったお金で


ひとつおかずを増やしてもらったり!


食卓の上がすこし賑やかになるだけで、ちょっとだけでも心が弾むはずです。



皆さんに分けていただいたお米で、その一膳で


一瞬でも避難されている方々の心が明るくなることを願っています。




アンパンマンの話とともに、こんな想いでお米を募っておりました。





そして、だれにでも参加しやすい”行動”として!





この日、最後にお伺いしたのは宮城県石巻市にある”南境生活センター”です。


この場所はいくつかのボランティアチームのみなさんで借りておられ、「石巻ボランティア支援ベース ”絆”」として運営されています。


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こちらで長年お世話になっている方が活動されておりまして、お話の機会をいただきました。



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僕はこんな話を伺いました。



物資が行き届き日常化している場所では

人間の心理として、それが当然のように思えてしまうことがあるそうです。

そうして働く環境ができたとしてもその意欲はなくなってしまう。


神戸の震災にもボランティアで参加されている方がたくさんいらっしゃり、このような状況に陥った場合、

何年後かに支援物資だけでは生きていけなくなってきた時に、将来を悲観し自ら命を絶った方々が激増したそうです。


だから、労働によって得るという今までの当たり前のことも考えていかなければならないこと。

それが大変であること。



そして、震災により街を失い、コミュニティーを失った方々は、心の寄りどころが無い状態で、

だからちょっとしたカフェを作って、そのコミュニティーの場を設けていらっしゃると。


そして、瓦礫の撤去や炊き出しや・・・



凄いことをしていらっしゃるなぁと、僕がとても難しい顔でその話を聞いてたら、



「なーにっ


軽い気持ちでいいのよっ!


私だってチャライんだから~




なにが出来るかじゃなくて


ここに来れば何だって、やることはたくさんあるのよっ



経験のあるスタッフはいるし


さっきのカフェのお手伝いでも


汚れた写真を洗ってみなさんにお戻しするってのもあるし



支援活動とかボランティアとかって言葉で難しく考えちゃわなくていいのっ



チャライ気持ちでもいいから



”来たら出来ることはたくさんある”の



ボランティアのリピーターがここには結構いるのよっ!」

って。






米騒動もそうでしたけど、



大好きなバンドがお米集めてるから送っとこうとか

写真を洗うのやってみよーとか



行けばなにかできることあるっしょとか


で、良いのだ



なにも

難しいことではない




特別なことが出来るからとか


スーパーマンでないと出来ないことではない




普通の人たちが日帰りでそれをしてるし


誰でも出来ることなんだって




ボランティアの最前線に立たれている方のそんな気構えに、




僕の頭デッカチが




スッと軽くなった気がしました。