喜六清八徒然日記 -8ページ目

喜六清八徒然日記

うだうだ鑑賞三昧

繁昌亭です。

満席でした。

 

桂二葉「真田小僧」

桂文之助「片棒」

桂南天「粗忽長屋」

桂文之助「萬両」

中入

桂文之助「蛸芝居」

 

二葉さん、お笑いのセンスありますよね。

なんせ笑いを取れるんです。

小僧さんなんか、あの高い声にピッタリ。

ただ、文之助さんの独演会って事もあるのか、枕のネタも毒が少なめでソフトでした。

 

南天さん、枕から粗忽…自分のボケをアピールして、実際にボケて見せて…計算でしょうね。

また、声の大きさがアホっぽい…吉本新喜劇風って感じで、とても受けてました。

ちなみに、南光さん、南天さんの前に弟子3人も居てたんだって。

南光さん、厳しいらしい…汗

 

文之助さん、流石の明瞭で端正な語り口で且つ、可愛さで笑わせはる。

片棒は、あの善哉公社をもじったマキシムドゼンザイを思い起こさせる話に仕上がってました。

萬両、初めて聞きました。

放蕩息子が、外に作った赤子を捨て子に見せかけて、妾を乳母として家に入れ込む算段して、まんまと成功するんですが、お嫁さんが良い人で、妾が心苦しくなって、白状。

父親、お嫁さん、妾さんにまで見捨てられるという話。

やっぱり、女性をさせると上手いなぁ、婆さまから女将さん、生娘まで、テンポが良いせいか、そう見えると言うか想像してる。

妾なんてとっても綺麗に見えたもの。

蛸芝居、何させても器用にされる。

芝居の所作も、よくこなれていらっしゃる。

よね吉さんがするまるで歌舞伎そのものの蛸芝居と較べると、座敷芸って言う感じの上品を感じますね。

終演8時20分、いつもテンポ良く短い独演会(ご自分でおっしゃてた)ですが、ネタが大きいせいかやや遅めでした。

ちなみに、文之助さんも桜を見る会の招待状が来たそうです(笑)。

 

はねて外にでたら、南天さんが、仕事のお電話中…完全防備で帰り支度してはりました。

打上行かないのかな?

松竹座です。

久々の松竹新喜劇です。

 

一.舞妓はんと若旦那

   作 館直志

 

舞妓清香      成瀬綾乃

薬問屋若旦那

     要二郎  植栗芳樹

宮大工新吉    渋谷天笑

芸者千代葉    白藤麗華

女将おみつ    曽我廼家玉太呂

宮大工頭領権三 江口直彌

要二郎母お甲  大津嶺子
番頭伊助     曽我廼家文童

 

昔、むかぁ~し、に見たことのある話。

祇園小唄って現代劇で、会社の若社長が舞妓に入れあげる話だったような…

確か寛美さん、説得する社員(今回の番頭さん)をやってた記憶が…

さすが松竹新喜劇、人情…人は気持ちで動く、信頼と信用で気持ちが変わるんやと訴える話、

まぁ、結局、女将さんの上から目線(試験合格したら許したる)が若旦那にもあったと言う事ね。

舞妓さんだって、一生懸命だったのを信用されていると思えばこその忠誠…

試されていたら気持ちが削がれるのは分かります…でも、いきなり乗り換えるのもどうかと汗

あの気丈さがあれば薬屋の身代切り盛りできたね。

文童さん、昔は二枚目役(ここで言えば新吉かな)だったのに、いいボケた爺さん役しはる様になったのね。

 

二.大阪の家族はつらいよ

   作・脚本・演出 山田洋次 平松恵美子 わかぎえふ 

 

平田周三  渋谷天外
平田庄太  藤山扇治郎 
平田幸之助 曽我廼家八十吉
金井泰蔵  曽我廼家寛太郎
金井成子  泉しずか

女将加代  里見羽衣子

間宮憲子  桑野藍香
平田史枝  川奈美弥生
平田富子  井上惠美子

 

旦那が定年退職し、子供らも独立(三男のみ独身)した夫婦の奥さんが、

誕生日のプレゼントに離婚届にハンコが欲しいと言うところから話が始まる。

思いっきり大阪の横柄な旦那さんを天外さんが演じてはるんですが、

お腹出てはるなぁ…相方が、今のジュリーに似てるって言ってたけど…確かに(笑)

設定が谷六で、真田山の近所の坂の多いイメージ、出身校が明星で、昔野球が強かったとか、

大阪でも結構ディープな内容が大阪弁で語られる芝居なのですが、

関東からの二人、奥さんとお嫁さんが良い人なのよね…大阪のオバちゃんにすると、

辛抱せず、旦那に勝ってしまいそうなイメージだからかも知れませんね。

オタクな感じの扇治郎さんが良い味だしてはりました。

次女の婿さんの髪結い亭主の貫太郎さん、一番笑いとってはりました。

カツ重の上、勿体ないですものね。

 

熟年のご夫婦が多く観劇されていたんですが、帰りの会話がとっても微妙で面白かったです。

奥さんの「あんなんで許したらアカンやろ」感と、旦那さんの「おれはまだましやんなぁ」感のギャップが空気に漂ってましたわ(笑)

 

森ノ宮ピロティホールです。

毎年4日連続、今年で第九回です。

こけら落とし公演を入れたら十回目だそうです。

 

一目あがり   立川志の大

初天神      立川志の麿

買い物ブギ  立川志の輔

中入

徂徠豆腐   立川志の輔

 

始めてきましたが、売れる人はやっぱり面白い。

大阪も10年連続で1000人×4回も集めているそうです。

しかもそんなに安くはないし…儲けてはります(笑)。

 

志の大さん、とてもイイ声のお弟子さんです。

語り口も綺麗だし、いい噺家さんになるのではないでしょうか。

 

志の麿さん、陽気そうなお方です。

初天神は、東西や、演者の違いで随分変わりますが、とてもお上品な初天神でした。

息子も悪賢くないしね。

 

志の輔さん、話が面白い。

枕の、海外公演での、日本の大使や領事やその職員が落語を「初めてです」と感動してるのを小馬鹿にしておいて、

志の輔さんが富山出身で富山落語大使しているのに、富山の伝統芸能「こきりこ」紹介したときに「初めて」と感動した話。

めっちゃ受けたわ…仕込みが抜群やわ。

飛行場のマッサージ機が好きで、羽田で200円で楽しんでいるのに、長崎で使おうとしたら全然動かず諦めたら300円だった話。

この話を全国でしたら、長崎のマッサージ機が増えてしかも200円になってた話…受けまくり。

最初の新作も、理屈をこね回してバイト店員を困らせる話、落語の定番ですね。

パニクった店長も、待ってた叔母さんも面白かったわ。

 

二つ目の徂徠豆腐。この話は以前、旭堂南左衛門の講談で聞いた話ですが、

豆腐屋と荻生徂徠のやり取りだけで「へぇ~」が中心のシンプルな講談らしい30分程度のお話しでした。

それでも充分面白かったのですが、それをまぁ1時間を越える壮大な人情話になってしまって…

豆腐の作り方から、忠臣蔵(赤穂事件)の話の説明まで笑いを交えてしてたら1時間こえるわなぁ汗

でも、じっくり楽しめるお話しになってました。

いや毎年4000人集めるだけの事はあります。

 

東京のパルコ劇場のこけら落とし、20日間されるそうです。

凄いなぁ…