清八
大雨の中、繁昌亭での独演会でした。
あさ吉さん曰く、ワールドカップのオランダ戦の日じゃなくてよかった。
大丈夫です。
あさ吉ファンは、サッカーよりやっぱり落語を聞きに行きますよ。
前座は桂福丸さん「転失気」。
口跡のいい、若手の落語家さんで最近注目しています。
もう少しいろんな噺を聞いてみたい。
「桂福丸日記」というブログが漁船のブログだったというまくらで
爆笑でした。
桂あさ吉さん「鷺とり」。
師匠の教え通りきっちりと。
下げでお坊さんが4人死ぬところを変えて、落ちた男が跳ね返ってもどる
ということになってました。
桂阿か枝さん 「延陽伯」。
まくらは小学校での落語会の話。
このあいだ「寿限無」を聞いたので重なる感じがしましたが、
同じ噺で長い名前の下りを抜いた「御公家女房」もありますね。
「延陽伯」の方が古風な感じ。
豊来家玉之助、大次朗さん 「獅子舞」
あさ吉さんの笛で「雨の五郎」を。
あさ吉さん、笛を吹いている時が一番楽しいって、変な落語家。
中入り後はあさ吉さん「地獄八景亡者戯」。
ねたおろしのようでした。
吉朝さんは90分くらいされていたようです。
今回のあさ吉さんは50分くらいだったでしょうか。
地獄の寄席での吉朝独演会、思わず拍手が湧きました。
長い大ねただったけど、大ねたと感じさせないところが
あさ吉さんの魅力かもしれません。
「酒の糟」とあまり印象が変わらなかったし。
喜六
急に時間が出来たんで、当日券で…
空いてると思ったら、案外(失礼)入っているやん。
福丸さんの「転失気」、動楽亭で聞いた時より演じ分け、視線が明確になってはった。
ユッタリとした間は狂言見てる見たい。
しっかりとした作り込みは大師匠の春團治師匠ゆずりやろか。
やり過ぎに…は杞憂かな。
阿か枝さんは文枝師匠の雰囲気タップリ。
語尾伸ばすとこなんてソックリ。
夜中に起こす下りが宙ぶらりんで気になるんやけど…
玉之助さん、獅子舞もいいけど、太神楽も見たかったなぁ。
ベタベタの大阪人やのに東京弁のMCが好き。
それにしても、良いお客さんね。
先週の一門会もそうやったけど、お客さんが保護者の目先なんよね。
優しくて暖かいのよ…みんな吉朝さんの代わりをしてはるんやね。
で、あさ吉さんと言えば…地獄が気になってか、
吉坊さんに、習ったまんまと指摘される始末。
福丸さんの後だけに…上下の乱れが目立つ目立つ。
ほんでもって、笛に力入れすぎ。
能管の袋、篠笛のケース、気合い入りすぎ。
地獄…は、たまさんによると元々反則の古典なので入れ事し放題なんだそうですが、
そこはあさ吉さんもしっかり頑張ってはりました。
エンディングが見えてきたら随分乗ってきてはりました。
精神的に開放されてきたんでしょうな。
あのB型らしい天真爛漫さ。
それが、吉朝ファンの親心を掴むのでしょうね。