採り頃 | 憩いのOASIS 

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熱帯魚ディスカスやアルタムエンゼルに関連するアクアリウムのブログ

こんにちは。





晴れた日には、風の冷たさの中にそこはかと

なく春の気配を感じる今日この頃。

これからは日を追う毎に春の息吹きを感じる

様になります。

暖かかったり寒くなったりを繰り返しながら

も、春は着実に歩み寄って来ています。




井戸端会議?中のアドルフォイ





さて、「熱帯魚水槽にはヤシャブシの実を」

という事を、このブログでも度々お薦めして

いる訳ですが、今年の実も、すでに採り頃と

なっています。



採り頃とは言っても、あわてて採らなければ

無くなるという程の人気の実でもなく、見つ

けた時に採ればいいのですが、長い間雨風に

晒されて笠が開いてしまった実より、新しい

実の方が、多少なりとも効果がある様な気が

します。

そんな実を取ろうとするライバルといえば、

野鳥ぐらいでしょうか。

ヤツらも新しい実から食べていきます。





ヤシャブシの実は、この様に1本の枝に数珠

繋ぎで生っていますから、木さえ見つければ

100や200は難なく採れます。

山や公園を散策する時に、実を目印に見上げ

ながら歩けば、いずれ見つかるのでしょうが

日本に広く自生している木とは言え、これが

意外に見つけられません。



そんな時はネット検索。

「○○山、もしくは○○公園 ヤシャブシ」

などと入力すれば、公園のH.Pや、そこを

訪れた方のブログがヒットします。

目処をつけて出かけられた方が、無駄足を踏

まずに済むかと思います。



幸運にもヤシャブシの木が見つけられ、いざ

採ろうという時に、実をもぎ取る為のハサミ

は用意しておきましょう。

手でもぎ取ろうとしても、生きている木です

からそう簡単には取れません。

できれば、低くても脚立がある方が収穫量が

アップします。





ヤシャブシの実は、いつ頃から水槽で使える

様になるのか、うちの近くのヤシャブシの実

を、去年の秋から追跡してみました。




これは10月末の様子です。

まだ実は青々としています。






そして1ヶ月後には、笠が少し開いてきまし

たが、まだ実は青いです。






そして、これが12月の末の実です。

これ位茶色くなると使用可能となります。



という事で、ヤシャブシの実の大阪近辺での

収穫時期は12月と判明しました。

ちなみに、当時の気温は、最高気温10℃、

最低気温5℃でした。




この実は天然の水質調整剤で、しかもタダと

いうのが魅力ですが、人目につく所にある木

は、人の目もあって採りづらいものです。

いい大人が一人で木に登ってたりすると

「何やってるんだ?」と注目を浴びたりする

ので、うまく子供をダシに使うのもいいかも

しれません。

くらぐれも無理をして木から落ちる事のない

様、注意して下さい。



使い方は、そのまま水槽に放り込んでもOK

ですが、出がらしを取り出すのが面倒なので

私は100円ショップで売られている台所用の

排水ネットに入れて使っています。

最初は浮いていますが、水分を含むとその内

沈んでいきます。

沈んでから一週間ほどが、エキスが最も溶け

出ている様です。



うちは貯水槽で少し濃いめの液を作っておき

水換えの時に薄めて使うという感じで使って

います。





水槽全体は、茶色くブラックウォーター風に

なりますが、水が富栄養になったり、水流が

強すぎると発生する黒髭ゴケには特に効果的

でした。

溶け出すタンニン、ポリフェノールの類いを

コケは嫌うのではないでしょうか。





もう少し暖かくなったら、日頃の運動不足の

解消を兼ねて、お近くの山や公園を散策する

と、意外な所で眠っているヤシャブシの実に

出逢えるかも知れません。





もうすぐ春ですねぇ♪

ちょっと出かけてみませんか♪





では、また。