さて、今回からいよいよボバースアプローチの具体的なお話しに入っていきます。
まずは、治療の流れを簡単にご説明しますね
何といっても、ボバースアプローチの最大の特徴は、「評価=治療」にあると思います
すなわち、評価したことが直接治療法となるのです。
この考え方は、私たちが学んできた「東洋医学」、特に「経絡治療」の「証」に似ていると思いませんか
この「証」が決まれば、自動的に治療穴・漢方薬が決まります
まさにボバースアプローチもこれと同じです
それでは、「評価=治療」の例を具体的に見ていきましょう。
①位置覚のテスト:目を閉じて、麻痺側の上肢の位置を非麻痺側の上肢でまねます。
②対空プレイシング:このテストは、麻痺側の上肢や下肢を一定の高さで止めてもらうものです。
③さまざまな場面でのバランス反応を行います。
④保護伸展反応の有無を確認します。
これらのテストは評価であり、治療法です。
例えば、①ができない場合、そのことができるように治療していくということです。
他にもたくさんの評価項目がありますが、ここでは省略させていただきます。
次に、ボバースアプローチの治療概念について簡単にお話しますね
基本的な考えとして、
治療はできる限り異常反応をブロックし、その中で正常な動きを学習していくように導いていきます。
また、非麻痺側の運動に対して、麻痺側の痙性をブロックし、さらには患者様自身により、異常反射を抑制できるように導いていきます
治療テクニックは、患者様の反応に合わせます
効果がない場合は絶えずテクニックを変えます
ボバースアプローチには以前のブログでもお伝えしたように、決まったテクニックはありません
患者様のそのときの状態によって、テクニックは変かするからです。
とはいっても今回の説明だけではなかなか理解できないと思いますので、私の「メルマガ」等で詳しく書いていきますね。
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☆合同会社おあしすネット代表 治療院おあしす院長 宮下浩二プロフィール