驚くべき事に、私たちは意識していませんが常に人は「選択」をしています。

例えば、「お昼ごはんは何にしようか?」「弁当にしようか?」いや、「パンにしようか?」といったように日常レベルでいえばもっと多くの選択をしている事に気がつきます。

心理学では人の行動のナント95%は無意識であると言われています。それ故に私たちは普段何気なく暮らして何となく「選択」をしがちです。ランチを何にしようか?と悩んで「あ~、パンにすれば良かった~」と悔やむくらいの選択のミスなら気にしなくても全く問題ないのですが、しかし、時に人は大きな選択を迫られます。例えば、ビジネスでいえばどちらのアイデアに絞ろうか?またはどちらの企業と契約を結ぶべきか?といった重大な選択の場面があることと思います。

また、転職や結婚など他にも多くの大きな選択が存在します。これらのようなミスが許されない選択の際に我々はどのように対処すればいいのでしょうか?

今自分は大学で「選択の重要性」についての論文を書いています。そこで学んだことを自分の知識として定着させる意味でも以下に書いてみたいと思います。また、もしかしたら皆さんが何かを選択する際に迷った時に少しでも参考になるのではないかと勝手に思い...(笑)いくつか自分の考えをご紹介したいと思います。

選択をする際に最も大切なのは対象とするモノの情報を徹底的に知ることだと思います。まず、選択するものの情報を知ることでより選択の質が高まり、誤った結果に陥るリスクをかなり減らせると考えられます。しかし、こんなことは当たり前であると誰も感じていることと思います。勿論、これは至極当然ではあるのですが、以外とこれが難しいのです。選択を迷う原因がここにあるのではないかと私は考えます。

話をイメージしやすくする為にもう一度もっと日常レベルでの話をしたいと思います。日常の選択で皆さんが迷わず選択ができる、つまり、何かをする際に悩まずともコレッ!とぱっと判断できる時を想像して見て下さい。例えば、私はとてもビールが好きですが、いつもsuntoryの金麦を迷わず購入しています。ではその時の状態は一体どのようになっているのでしょうか?なぜ私は迷わず選択ができるのか?

その答えはとてもシンプルで、当然、金麦の「良さ」「機能」「価値」というのを経験しているからであり、それを選択すれば間違いないということが予め分かっているからです。そこに至るまでの過程には「比較」というのがあります。他社のビールを幾つも飲むことによって様々なビールの「経験」を得た結果として今があるわけです。

つまり何が言いたいのかというと、我々が選択を迷う時というのは「情報」が不足している状態であり、それはつまり「経験」が足りないことを意味しています。従って、いざ何か選択をしなくてはならない時に迷わないようにする為にも日頃から様々な事を「経験」しておく必要があります。

また、「選択の科学」という本を書いたアイエンガー氏曰く、「良い選択をするには正しい情報に基づいた直感」が必要であるとのことです。将棋で有名な羽生さんですが、局面が複雑になると次の一手が分からなくなることがあるそうです。つまり、次の一手の選択に迷うわけです。その時は「直感」を使うそうで、この直感の精度によって勝負が決まるそうです。羽生さんは、「直感」の精度というのは「経験」からくるものであるとおっしゃています。やはり、羽生さんのような天才レベルであっても「経験」はとても重要なものであることが分かります。

まとめると、選択の質を高めるには情報と経験この2つが重要になのではないでしょうか?迷ったときは直感で決めるしかありませんが、その直感の精度を高めるのは「経験」しかありません。

とここまで書いて、前回のブログ「経験しないと理解できない」で紹介したようにますます「経験」ということに対しての重要さ、奥深さをを今改めて実感しています。たぶん卒論ではこの「経験」が僕の中でのキーワードとなることと思います。まだ、テーマは決めていませんが、何かしらこの「経験」について書いてみたいと思います。

それでは、また明日。