こんにちは、院長の柳谷です。
今日は、近年TVや雑誌等でも良く取り上げられるようになったトリガーポイント(TrP)について触れていきます。
座骨神経痛、神経障害性疼痛、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などと誤診される特徴があり、筋肉や筋膜から発生する痛みや疼痛のことをいいます。
医師によっては筋痛症という方もおります。
治療としてはペインクリニック(麻酔科)でのTrPブロック注射、整形外科での運行療法や認知療法など。鍼灸マッサージ院、接骨院、整体院、カイロプラクティック院での施術は筋膜リリースやトリガーポイント療法などです。
上図のように痛みは赤く分布した部分で示し、下図の☆で示す小円筋からの疼痛を示します。発痛点を・で示します。
痛いところに湿布を貼ったり、揉んだりしても良くならない原因がよく分かりますね。
私どもの整体院では、捻じれた筋肉の影響から歪みを起こしたお身体を、カイロプラクティック療法による骨格バランス調整、トリガーポイント療法による筋・筋膜リリースなどの施術を行っています。
結果的に、以下に紹介するようなお身体の状態から解放されることを期待します。
また、以下に紹介する内容には医学的な文言が含まれております。あくまでも、みなさまのお悩みの役に少しでもなれればと思っての情報です。あしからず
以下、参考まで
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トリガーポイント/筋筋膜性疼痛症候群(きんきんまくせい とうつうしょうこうぐん)
筋筋膜性疼痛症候群
筋肉 に激しい疼痛 を生じる病気で、発生する可能性のある筋肉は全身の筋肉。
原因やメカニズムはある程度解明されているが、血液検査 、MRI 、コンピューター断層撮影 など、通常の西洋医学 で行われる検査では目に見える根拠がでない事もあり、この病気の存在そのものが医学界はもとより世間一般にも十分に認知されていない。
このため、椎間板ヘルニア 、脊柱管狭窄症 、すべり症 、半月板損傷 など神経根障害 による痛みと誤った診断をされるケースがよくある。
概要
激しい運動等の過負荷により筋肉が微少損傷を受けた場合や、その部分の筋肉が収縮して、一般にいう筋肉痛 の症状が現れ、通常は数日から数週間で自己回復する。
しかし、回復の過程でさらに過負荷をかけたり、冷やしたりして血行の悪い状態にすると、この収縮が元に戻らなくなり、筋肉が拘縮 状態になり痛みを発生し続ける。
この状態を「索状硬結 (さくじょうこうけつ)」または「筋硬結 (きんこうけつ)」と呼び、索状硬結部位へ物理的に力を加えると強い痛みを感じる事から、この状態の部位を圧痛点 と呼ぶ。
この病気の特徴の一つに、痛みは索状硬結部位だけでなく、その部位をはじめに周辺まで広い範囲に疼痛を発生させるという点がある。
圧痛点の中で物理的に力を加えると周辺部にまで強い痛みを感じさせる圧痛点を特に「トリガーポイント (発痛点)」と呼ぶ。
例えば、腰の横の部分にある小殿筋 に発生したトリガーポイントは、足全体に疼痛を引き起こすことがある。疼痛の感じ方は人それぞれであり、同じ人でも時間の経過と共に、疼痛の種類、疼痛の部位が変化する場合もある。
また、現在、特に日本ではこの病気に対する認知度が医師、患者の双方で非常に低いため、初期の段階で適切な治療を受ける事が難しく、治療の開始が遅れることにより、痛みの信号を脳に長時間に渡って入れて慢性化させ、まだ解明しきれていない複雑な脳の働きも関与させてしまい、完治を難しくしている実状もあるという。
症状
体の特定部位に疼痛を発生させる。時にその痛みは歩行、座る、立つなどの日常生活をも困難にするほどの強い疼痛になる事がある。
痛みの種類は人や時により異なるが、焼けるような、刺すような、うずくような痛みとして例えられる。また、時間の経過とともに痛みの種類、場所が変化する場合もある。
原因
複数の要因により発生すると考えられている。
まず、縮んでいる筋肉への急激な過負荷、足の長さの不一致、骨格系の歪みなどによる筋肉の損傷が基本的な原因とも考えられている。
また、悪い姿勢、長時間の同じ姿勢により筋肉に負担がかかることも筋筋膜性疼痛症候群を引き起こす原因と考えられている。
その他、貧血 、カルシウム ・カリウム ・鉄分 、ビタミン C/B-1/B-6/B-12不足なども筋筋膜性疼痛症候群発症の一つの要素になっていると考えられている。
メカニズム
筋筋膜性疼痛症候群の痛みのメカニズムは以下のように考えられている。
筋肉に索状硬結 が発生するとその部分で酸素欠乏 が起き、酸素欠乏が起きることで血液中の血漿 からブラジキニン などの発痛物質 が生成され、それが知覚神経 の先端にある痛みを感じるセンサーであるポリモーダル受容器 に取り込まれ、痛みの電気信号に変換され神経を伝わり脳に達し、痛みを感じるというもの。
また、脳 や脊髄 は筋肉からの痛み信号をとらえて、無意識のうちに自律神経 の一つである交感神経 を働かせて、さらに索状硬結 が発生している場所、及び周辺の筋肉の血管収縮 を行わせる。
その結果、再び酸素欠乏が発生し発痛物質が生成されて、痛みがさらに強くなると同時に、痛みの場所、範囲も広がる。このような脳や脊髄の働きにより痛みの連鎖が発生する。
診断
筋筋膜性疼痛症候群の特徴であるトリガーポイントの識別基準の日本語要約は以下の通り。
必須基準
1、 触診可能な筋肉の場合、そこに触診可能な索状硬結 があること。
2、 索状硬結 に鋭い痛みを感じる圧痛点 (部位)があること。
3、 圧痛点 を押した時に、患者が周辺部分を含む現在の痛みは圧痛点 から来ていると感じること。
4、 痛みにより体の可動範囲に制限があること。
確認すべき観察事項
1、 目視可能または、触診でわかる局所的な単収縮(筋肉の収縮)が所見できるか?
2、 針を圧痛点 に刺すことにより、局所的な単収縮が所見できるか?
3、 圧痛点 を圧迫することにより、周辺筋肉で痛みや痛みでは無いが何らかの感覚を感じるか?
4、 索状硬結 の圧痛点における自然状態での電気活動を観測するために、筋電図 を取得、観察する。
治療
一旦、強い筋筋膜性疼痛症候群を発症すると、患者自身ができる手法で短期回復は一般的に難しく以下のような治療を行う事が一般的である。
西洋医学
トリガーポイント注射 と呼ばれる局部麻酔注射を、トリガーポイントを含む圧痛点へ行う方法がDr.Janet G. Travellによって紹介され、それが標準的な治療方法となっている。この手法は局部麻酔により索状硬結 を解き、血行を良くすることにより、2,3時間後に麻酔効果が無くなった後も継続的に痛みを解く事などを目的としており、一般的な神経根障害治療で行われる硬膜外ブロック注射 、神経根ブロック注射 とは部位も意味も全く異なる。
このトリガーポイントブロック注射の効果は早ければ一回で現れるが、通常は最低でも数回の治療を行う。また、長期に渡り疼痛を発生させてしまっている重症の場合は、脳の痛みに対する複雑な働きも関与して、疼痛のメカニズムが複雑化してしまっている場合があり、投薬と並行して数ヶ月に渡る治療を行う事もある。
東洋医学
鍼灸 、マッサージ 等の東洋医学 においても筋筋膜性疼痛症候群の痛みを解消、軽減した実例が多く存在する。特に鍼 については原理的に索状硬結部に直接作用させることが可能であることから効果が高いと考えられている。
線維筋痛症との関係
線維筋痛症 (せんいきんつうしょう)は全身に原因不明の激しい痛みが生じる病気である。
筋筋膜性疼痛症候群と線維筋痛症は類似点が多くあり、線維筋痛症の診断基準の一つに圧痛点が11カ所以上に見られる事という基準がある。一方で、筋筋膜性疼痛症候群の診断基準は圧痛点が1か所以上に見られる事という基準であり、筋筋膜性疼痛症候群の全身症状が線維筋痛症であると考えられている。
椎間板ヘルニアなど神経根障害との誤診に対する警告
筋筋膜性疼痛症候群の痛みは、他の多くの病気と誤診 されることがある。例えば、椎間板ヘルニア 、脊柱管狭窄症 、すべり症 、坐骨神経痛 、椎間板症 、分離症 、椎間関節症 、変形性関節症 、変形性脊椎症 、梨状筋症候群 、頸肩腕症候群 、腱鞘炎 、半月板障害 などいわゆる骨格系の異常により神経を圧迫している神経根障害の痛みと誤診される事がある。この誤診に対して複数の学者、医師から警告が出されている。
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参照はここまで
・・・といったものがトリガーポイント/筋筋膜性疼痛症候群です。
施術家向けに出ている参考書や勉強会資料を基に記事にしていますので、なんか重いですよね~。汗
セカンドオピニオンではないですが、現在も治療していて中々改善しないという方、原因が無いとか分からないと診断されている方、もしかしたらトリガーポイントかもしれませんね。
思うところがございましたら、せび、一度だけ当院でお試しください。
一度だけの施術でも、何かしら感じたり、楽になるようでしたら、明るい兆しが見えるかもしれませんね。ではまた
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