ついこの間まで寒色系の冷たい風が、橙色や黄色など暖色系の風に
いつの間にか替っていた。 今は2月下旬、陽だまりにいると大分春の息吹
を感じる頃となり、寒さから解放されたウキウキ感漂う季節となった。

 今日の昼食は、先輩トレーニー達と会社近くのMacDonald'sに行った。ファースト
フードは時間がないときなど、早く済ませることができるので大変便利だ。

 昼食後、会社の受付ロビーにいた物流課(Logistic Dept.)のキャロルと販売
受注課(Order Processing Dept.)のキャシーが、「ジン、昼食はどこに行ったの?
(Hi Jin, Where did you go for lunch?)」と話しかけてきた。
「マクドナルドに行ってきた。(We went to MacDonald's)」~すると彼女らは怪訝な
顔をしている。「ハンバーガーのマクドナルド」を2回ほど言ったところで、やっと
理解してくれた。

 彼女らが理解できなかったのは、マックの発音だった。日本語的には「マクド
ナルド」が正しいが、英語では「ミック  ナウド」という感じで、「ダ」を強く発音
する。。

 社内の現地スタッフは、この会社が日系企業なので、特に日本人と話すとき
はスピード(ややゆっくり目)や文法的(省略が少ない)なものに気を使って対応
してくれる。
 特に僕たちトレーニーに対しては、「L}と「R」や、[W」の発音を優しく繰り返し
矯正してくれる。まさに彼らは英語の先生だ。

 しかし、一歩外に出るとそうはいかない。 外国人であろうとなかろうと、ここに
暮らしている人は英語を喋ることが当たり前と考えているようだ。会社の現地
スタッフのように決して優しくは接してくれない。

 当時、国際電話は交換手を通してかけていたので、ダイヤル0を回すと
オペレーターがでて、掛けたい国と電話番号を伝えた後、一旦受話器を切る
手順であった。

 その翌年からはダイレクトコールが出来るようになったが、最初、日本の両親
に掛けたとき、オペレーターの「受話器を切ってください(Hung up)」が聞き取り
できなくていたところ「Put down the receiver」と強い口調で怒鳴られた。

 その他にも、調味料のケチャップの発音が理解できなかったことやコーヒー
を注文したらコーラがでてきたことなど、失敗談は数多くあった。

 英語に関しての苦い経験や沢山恥をかくこと、そレに対して勇気を持つこと、
これが英語上達の近道と、僕は確信している。

 何故なら、苦い経験や恥をかいて覚えた言葉は絶対忘れないからだ。