箱根登山鉄道全駅間歩き(小田原-桃源台) その7・真新しい線路が意味するもの | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その6からの続き

 

-小涌谷(11:33着・11:37発)-彫刻の森(11:52着)-

 

 

スイッチバックを眺めた後、国道1号をさらに登り、宮ノ下駅にも立ち寄りました。

 

国道を通って富士屋ホテルの裏側へ。

 

裏側は障害物が少なくスッキリ建物が撮れた。

…裏側ですが。

 

 

 

国道は歩道が無くなるので、少し登って集落を経由することに。

集落の中にも中小の旅館が点在していました。

 

 

 

道なりに緩やかに登りました。

このまま蛇骨橋まで国道を通らずに行けるはずだったのですが…

 

 

 

いつの間にか国道に戻ってしまいました。

相変わらずあまり歩きたくない道。

 

 

 

蛇骨橋を渡ったところで国道を外れて、

ショートカットの遊歩道に入りました。

 

 

正面には登山鉄道の線路。

相変わらず急カーブを切っていますが、その線路はやけに新しさを感じます。

実はこの場所、2019年の台風災害によって路盤が流出した現場です。

このあたりの復旧に時間を要し、運行再開までには9ヶ月あまりかかりました。

 

崩落した現場を橋で乗り越える形となりましたが、

逆によくこの復旧作業が9ヶ月でできたなと。

 

 

 

そのまま遊歩道を登ると、踏切で国道1号に合流。

 

ここは箱根駅伝でも小涌谷の踏切として知られています。

箱根駅伝の時ばかりは踏切の通過はランナー優先。

踏切の手前で電車がランナーの通過を待つことになります。

 

 

 

踏切を越えて小涌谷駅に着きました。

標高は523メートル、さらに90メートル標高を増しました。

 

大きなキャリーケース引っ張った若い女性達とすれ違いました。

たぶん似たような名前の箱根小涌園ユネッサンに行くんじゃないかと。

 

いちおう最寄り駅といえば最寄り駅で、

駅近くのバス停からもいちおう乗れるけど、

大荷物なら始発となる小田原か箱根湯本からバスが良かったかも。

まさか国道を1km歩いて登るようなことはしないと思うけど…。

 

 

 

ホームは2面2線の相対式です。

少し余裕時間を作りたいので、ホームを撮ったら即出発します。

 

 

 

いったん線路から離れて、国道をさらに登りました。

 

 

 

このまま国道を進めばユネッサン前を経由して

芦之湯温泉、そして芦ノ湖へ向かいますが、こちらは強羅へ行かねばなりません。

 

 

 

国道1号から強羅へ向かう県道に入るとすぐに小涌谷温泉郷の看板。

温泉旅館は反対側が多く、こっちは別荘街みたい。

 

 

 

そのままさらに進むと二ノ平(にのたいら)温泉に。

1963年開湯で、箱根としては比較的新しい温泉。

観光地らしさはなく、集落の中に温泉が点在している感じ。

 

 

 

そして、その先にあるのが彫刻の森美術館。

1度か2度行ったことありますが、ここ行くなら1時間は欲しいところ。

そこまでの時間はないので、今回はパス。

 

 

 

そして、彫刻の森駅に到着。

標高は539メートル。鉄道線としてはほぼ登りきった感じ。

 

彫刻の森美術館のためにできた駅と思われがちですが、

美術館開館前は「二ノ平駅」と名乗り、開業当初から存在していました。

 

 

 

ホームは2面2線の相対式。

行き違い可能駅ですが、通常時は1番ホームのみ使用しています。

 

 

さて、鉄道線も残すは1駅間です。

 

 

その8へ続く

 

 

大平台駅から宮ノ下駅までのGPSログ(1/13,500)です。